先端科学技術研究科 博士前期課程1年 平野 裕貴さん
留学先機関名:インド工科大学ガンディナガール校
(Indian Institute of Technology Gandhinagar(IITGN))
留学期間:2018年10月2日~2018年12月27日
留学の動機、きっかけ
インド工科大学に関心があったため。
留学にあたって準備したこと
プログラミング言語Pythonの練習。ただ、先生や他の学生が使用しているのはMATLABがメインだった。私は結局Pythonで研究を進めたが、周りにPythonに詳しい人がいなかったので分からないところを解決していくのに苦労した。
留学先での活動内容について
Krishna Prasad Miyapuram先生のご指導のもとで、機械学習を用いたfmriデータの分析を行った。
留学先での生活について
平日は基本的に研究室で作業を行った。コアタイムは無かった。私がお世話になった先生は定期的に時間を設定して面談をするというタイプではなく、学生が用事があるときにアポイントメントなしで会いに行ける先生だったので、週に複数回相談しに伺った。先生から声をかけてくださることも多かった。他の日本人に聞いた話だとインドの先生はアポイントメントをとっても時間通りに現れず会えないというケースが多いらしいので、アポイントメントなしで会える先生は非常にありがたかった。休日は他の日本人学生がどこか行くのならついて行った。そうでなければ平日と同じように過ごした。
留学先で苦労したこと
サラダが美味しくなかった。玉ねぎを切っただけのものがオニオンサラダとして提供された。
留学を通して得たもの、学んだこと
機械学習を使用したfmriデータの分析の基本について一通り経験できた。Neuroscienceの分野の論文を読んでアイディアを実際に試していくのはいい経験だった。実験がうまくいかず論文などを読んでも原因が分からなかった問題が先生の助言のおかげで一瞬で解決されたことが留学で一番印象に残っている。言われてみれば当たり前のことだったので非常に恥ずかしかったが、上手くいかないとき、まず基本から見直すことを今後の教訓としたい。
留学を検討している人へのアドバイス
私がお世話になった先生はこまめに相談を受けてくださる方だったが、他の日本人学生の話を聞くとインドの教授はあまりインターンシップ生の指導に熱心でない人が多いようだった。なので指導教員の選択を誤ると留学期間中手持ち無沙汰になる可能性が高い。留学をお考えの方は、予定している指導教員と連絡を取って、インターンに行った場合どのような研究ができるのかを事前によく確認されることをお勧めする。