JAIST変人ラジオ
越前屋俵太氏をナビゲーターにお迎えし、正式名称がなんだか妙に長い
「北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)」で研究する
“変人”(※時代を変えていく人)
たちの、研究や素の人柄などに触れる、
たいへん真面目でライトでアカデミックなラジオ番組です。
下記プラットフォームからご視聴いただけます。
ダイジェスト版(Youtube)
#01 寺野 稔(てらの・みのる) 学長
中学1年生の「何故?」がターニングポイント
“ヤカンの最後の1滴は何故ヤカンをつたうのか?” ―― 疑問の数々に丁寧に答えてくれた理科の先生との出会いが、日常の様々な科学に目を向けるきっかけとなり、やがて研究者に。大学のアウトプットで最も大切なのは学生で、学生を育てるためにも世界トップの研究大学でありたいと、静かな情熱を滲ませながら学生に向けて語っていただきました。後編では、フォーマルな場ではけっして語られないような秘密もポロリ!?
#02 栗澤 元一(くりさわ・もといち) 教授/物質化学フロンティア研究領域
シンガポールで研究サバイブ!研究と人脈で生き残れ!
JAISTの一期生で、シンガポールの国立研究所で18年間バイオマテリアルの研究を続けた栗澤元一先生。実用的な結果が出なければ即解雇、そんな厳しい海外の研究環境で生き抜くために培われたビジネスマインドや、衝突し揉まれながらも様々な人たちにかわいがってもらったという人情味もあふれる波乱万丈の半生など、「かなりカットが必要ですよ」と収録時に何度も念押しされた激アツトークが盛りだくさん!
#02-1:遊びも徹底的にやってくれ、でも研究も徹底的にやってくれ
#03 上原 隆平(うえはら・りゅうへい) 教授/コンピューティング科学研究領域
最速理論!じゃばら折りスト!
身近な娯楽でもあるパズルや折り紙の「難しさ」をアルゴリズム的に解明し、証明するという研究を行っている上原隆平先生。検索エンジンの仕組みやルービックキューブの解き方などを交え、世界唯一!の醍醐味、世界初!を逃した時の悔しさ、それを含めた研究の面白さをキラキラ語る先生のトークに触発されて、今すぐパズルを解きたくなってしまうかも? たくさんのパズルに囲まれた研究室をフリーダムに歩き回る先生の様子も必聴!?
#04 松村 和明(まつむら・かずあき) 教授/物質化学フロンティア研究領域
自分軸を中心に、見えてくるセレンディピティ
専門である高分子のほか、医療、機械など様々な分野で学ぶ機会を得て、難度の高いプロジェクトを大成功させた松村和明先生。JAISTでは超越バイオメディカルDX研究拠点を立ち上げ、バイオマテリアルとデータサイエンス(DX)を基軸としたオープンイノベーションにも取り組んでいます。入学後に自分で操作できる研究装置の数々。分野、研究室、企業の垣根を超えた学際的研究、共同研究のしやすさなど、JAISTの環境にも注目です。
#05 西村 拓一(にしむら・たくいち) 教授/トランスフォーマティブ知識経営研究領域
ボールルームで華麗なステップ! 体を動かす知識を暗黙知で共有
「暗黙知」を取り出し、共有できるようにしたい。現場に行って「知識を作ってあげる」のではなく、現場の方々が自分で知識に気づいて知識を構造化して共有できるような枠組みづくりを進めたい、と語る西村拓一先生は、なんと競技ダンスの日本代表選手! 後編では、その華々しい経歴からは想像しづらい計測マニアな企業時代や、様々なスポーツやマイナーな楽器もたしなんだそうですが、なんと相撲に励まれていた時期も!? 気になるその戦績も聞いちゃいました。
#06 前園 涼(まえぞの・りょう) 教授/サスティナブルイノベーション研究領域
THE 苦学生、物質も人生もシミュレーション!
スパコンで電子が担う物質の性質、方程式をシミュレーションし解明する。レアメタル等の代替材料を効率的に探す手段がAIの進化によって激変し続けていることに、やりがいを感じているという前園涼先生。「遊ぶ小遣いがなく、学校の勉強しかゲームがなかった」というハングリーな少年時代から現在までの、“変人”というよりは “鉄人”な足跡を、豪快なトークでお届けします。……えっ、高専生や金銭的に苦しい学生さんでも大学院に進学できる? そう、JAISTならね。
#07 上田 純平(うえだ・じゅんぺい) 准教授/物質化学フロンティア研究領域
光に生き、光に人生を捧げる
バレーボールに打ち込む理系スポーツマンだった学生時代。就職するか研究をするか、ここでは話せないくらい(※ご本人談)進路について迷いに迷い、そして研究者として光を追い続ける道を歩むことにした、と語る上田純平先生は、もちろんJAISTでも光に関する無機化学材料の研究を精力的に行っています。日常で当たり前に使っているLEDライトや蓄光材料、発光現象など、光の奥深さに思わず膝を打ってしまうかも?
#08 謝 浩然(しゃ・こうぜん) 准教授/創造社会デザイン研究領域
のび太は「ひみつ道具」で強くなる
熾烈な競争社会の中国で「ドラえもん」に感銘を受けた少年時代。ロボットと生成AIを利用して、のび太のようにか弱い人間でも活躍できる社会を実現させたい。中国安徽省の大学を卒業して院生になりたい時に、インターネットで知ったJAISTのサーバーから本学に興味を持って入学したという謝浩然先生の、AIによる動画生成や人間拡張といった可能性拡がる夢いっぱいのワクワク研究トークです!
#09 井之上 直也(いのうえ・なおや) 准教授/コンピューティング科学研究領域
行間を読む、賢いアシスタント
ChatGPTの登場によって、とんでもない速度で大きく様変わりをしている昨今。人間の思考を再現し、言葉を理解できる計算機を作りたい。行間を読み、より自然に人間と会話できるAIを作りたいと語る井之上直也先生。たまたま家に置いてあったプログラミング書との出会いからゲーム作りを始め、ゲームにかかわる夢が捨てきれず、研究者に。言語以外に映像や感覚など様々な情報を取り込んで、将来的には「楽しい」という感覚も共有できるAIができるかも?
#09-1:ChatGPTの出現で緊急パネルセッション開催!?
#10 西村 俊(にしむら・しゅん) 准教授/物質化学フロンティア研究領域
触媒技術で狭い日本から地球をクリーンに
地球環境をクリーンなものにする触媒を研究し、より効率の良いバイオマス資源の活用に取り組んでいる西村俊先生。環境問題を気にかけるようになった少年時代は教員免許をとって博士号をもった化学教師になるつもりだったのに、恩師のアドヴァイスに振り回されて(?)縁もゆかりもなかった石川県に来て、あれよあれよと「JAIST漬け」に。近年よく耳にするバイオマスとはどういったものなのか、今日から使える持続可能な知識が盛りだくさん!
#11 本郷 研太(ほんごう・けんた) 准教授/サスティナブルイノベーション研究領域
一攫千金!?使い放題のスパコンで宝の材料探し
より良い性能、新しい材料を開発するため、天文学的な数の材料の組み合わせの中から最良のものを見つけるコンピューターシミュレーションが専門の本郷研太先生。無機も有機も全部原子から出来ているよね、ってことで、本学の超越バイオメディカルDX研究拠点にも所属されています。そのデジタルな研究とは裏腹に、日本の歴史や城巡りが好きで、進路を決めるのがもう少し早ければ、先生ではなく刀鍛冶になっていた可能性もあったとか?
#12 都 英次郎(みやこ・えいじろう) 准教授/物質化学フロンティア研究領域
目的は「癌を倒す」、ただその一つ!
目には見えないナノサイズのロボットを開発して、日々、癌の治療法を探して戦いながら、百均の材料を使って「花粉入りのシャボン玉を発射して、蜜蜂の代わりに授粉させる」蜜蜂ロボットも開発しちゃったという都英次郎先生。小学生にして自分のラボを作っちゃうほどの理科少年は、人から答えを教えられるのが大嫌いだった!? 先生の型破りな発想とサイエンス愛が炸裂のトークです。