大学発スタートアップ・エコシステム(JST)への採択
令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に心からの哀悼の意を表すると共に、被災されたすべての皆様に心からお見舞い申し上げます。
皆様が一日も早く元の穏やかで健やかな暮らしに戻られることをお祈りいたします。
科学技術振興機構(JST)は大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラムにおける2023年度の採択プラットフォーム(PF)9件(拠点都市PF共創支援7件、地域PF共創支援2件)を決定しました。本学が金沢大学と共に主幹機関となって提案した“Tech Startup HOKURIKU”も地域PF共創支援に選ばれました。
本プログラムは、大学等発スタートアップ(SU)の創出にポテンシャルのあるシーズを全国から引き出し、国際市場への展開を含め、大学等発SUの創出に向けた取り組みについて質・量共に充実させ、大学等発SUの継続的な創出を支える、人材・知・資金が循環するエコシステムの形成を目指すものです。
“Tech Startup HOKURIKU”は、科学技術系の学部・学科を有する北陸10大学、3高専をSU創出共同機関とし、地域ベンチャーキャピタル5社など9事業化推進機関と、北陸3県の自治体およびその外郭団体、地銀、経済団体など29協力機関が参画するPFです。本PFによって、北陸地域の人材・知・資金が継続的に循環するエコシステムを構築し、令和15年までに大学等発SUを累計100社とするなど、SU創出環境を質・量ともに格段に充実させることを目的としています。
申請においては、特任教授としてご着任いただいた内田史彦先生をリーダーとし、近年継続的に大型外部資金の獲得に成功している産学連携部門の外部資金獲得支援タスクフォースのメンバーが中心となって基本構想をまとめ、金沢大学や文部科学省との議論を重ねて総額30億円程度の規模で提案しました。
今後このプログラムの実施により、本学のSU創出の活性化はもちろん、参加各大学や高専でSU関連の人材の採用や育成、規則の整備等が進み、本学のリードにより北陸地域の大学発SUが大きく発展することが期待されます。
令和6年2月5日