5月31日、「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」のイノベーションWG第4回シンポジウムをオンライン形式で開催しました。
　大学等コアリションは文部科学省、経済産業省、環境省の先導のもと令和3年に設立されたものであり、現在200近くの大学が加盟しています。本学は設立当初から参加しており、イノベーションWGの幹事校を京都大学や名古屋大学とともに務めています。

　今回のシンポジウムは二部構成で、第一部では九州大学 佐々木一成副学長・水素エネルギー国際研究センター長と千代田化工建設株式会社フロンティアビジネス本部 岡田佳巳フェローにそれぞれ基調講演をお願いしました。
　また第二部では、『地域に特化せず他の地域でも適用できる、広い視野でのカーボンニュートラル達成に向けた技術開発の取組みや制度設計について』をテーマに、上記2名に加えて経産省や文科省からも参加していただき、本学の永井理事をモデレーターとしてパネルディスカッションを行いました。
　カーボンニュートラルは省エネ・省資源という観点からは私自身の研究分野とも関連が深く、今のように世界中が国政レベルで注目する以前から本格的に取り組んでおり、経産省系の大型プロジェクトのプロジェクトオフィサーを務めたこともあります。

　地球環境全体への影響という意味からも社会科学を含む広い分野の研究者が本気になって取り組むべき最も重要な課題の一つであり、本学もカーボンニュートラルの実現に向けて積極的な貢献をしていきたいと考えています。

シンポジウムのポスター 5月31日(水)

令和5年6月14日