- 主体的な個による相乗効果:
- 違いがあるからこそ情報が発生し, そうして発生する情報によって
互いを影響し, 互いから影響されることで相乗効果を生む結果, まとまり
が発生する.
主観選択によって行動する個人が集まると,
対立を内包するインタラクション
プロセスの中で何かしらの秩序が形成される.
その自己組織的な形成の背後には, 共通の感覚というべき「まとまり」が
存在する.
- 多様性によるカオスの活用:
- ネットワークに新しい要素(情報や人)を加えると, 思いがけない連結が
起こり, 動的協力性が始動しだし, 全体が一変することがある.
それがある臨界点をこえると, メンバーのコミットメントが基本的に変わり,
そこに飛躍が生まれる.
- オープンシステム性:
- 組織とは, 限られた合理性を発揮する為に, さまざまな情報を集約し,
解釈を作るシステムであり, また, 時間と場所に制約された知識を限られた
特定の人々の間で生み出していく「場」である(場面の細部を窓として環境
世界をつかみ直し, 新たに情報創出する場).
ゆえに, 権力とは「無縁」の場を設定して,
人と人や, 組織と組織との間の関係を変えられるように, 組織が常に
外に向かって文脈を広げることが必要.