2. 知識社会に求められる人材(個人の能力)
「新しい知識を作り出す人間」と,
「新しい知識を毎日の活動に転換できる人間」の双方が必要.
- コミュニケーション能力:
- 情報を分かち合う世界的マーケットにおいて,
知識を経済財として扱う
コミュニケーション能力.
- 学習能力:
- 自らの知識に基づき, 仕事に応用(社会に貢献)することで,
職務の安定を計り, 体系的に学ぶ力,
新しいことを新しい方法で学習する力,
変化に付いていける方法論を持ち,
継続的な努力を行なうこと.
- 知識/経験の活用能力:
- 知識を, 経験の体系化の基礎とし, 経験を知識に反映できること.
- 理論の応用能力:
- 仕事において実際に適用する
技能の基礎として理論を用いることが
できること(応用の為の理論がますます重要!!)
- 専門能力:
- 専門的知識を持ち, それを一般的なものに
関連つける能力.
- 知識の統合能力:
- 異なる種々の知識の総合活用と,
新しい理解の仕方やアイデア化
(新しい技術を経済的に生産的なものに変換する能力).
林 幸雄
(yhayashi@jaist.ac.jp)
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