最大値探索(検出)問題はパターン認識における最大類似度の探索など幅広い分
野で重要なテーマとなっている.本論文では,最大値を探索する新たなニューラ
ルネットワークとして,2種類の入出力特性(非線形の応答関数)をニューロン
からなるニューラルネットワークを提案する.このネットワークはn個のデータ
に対して約log2(n)+2回のネットワークの更新によって並列・分散的に最大値を
求めることができる.また,工夫すれば同じネットワークによって最大値からあ
る範囲のデータ,あるいは最小値の探索も可能である.
|