★英国に入国する(2000年8月31日
関西空港を同日午前10時半に発ち、同日夕方4時にロンドンスタンステッド空港 に到着。いつものお決まりのコースの、オランダはアムステルダム経由(KLM) で入国した。約14時間にも渡る移動だったけど、そんなに疲れはなかった。 まずは第一関門であって最大の難関である、パスポートコントロール。いつもだっ たらSight Seeingの一言であっという間に終わる作業なんだろうけど、今回は違 う。何が違うかというと「1年間の滞在許可」をもらえるかどうかが鍵だからだ。 「地球の暮らし方」やブリテッシュカウンシルの方、それに学術振興会の方々と ここまでこぎ着けるまでに協力してくれた多くの方々が口をそろえていっていた ことが「1年間の滞在許可を得るのは本当に難しいから、もしダメだったら許可 期間の切れる前にロンドンにあるホームオフィスで期間を延長するように!」と 何度も念を押された。 英国の入国審査はかなり厳しいらしい。正直ちょっとびびって、何度も念入りに 入国審査に必要な書類を確認した。日本にある英国大使館にも直接 問い合わせをした。ロイ先生には、念入りにケンブリッジへの招待状を書いても らった。しかもUnokiが研究に必要だからうんぬんと強烈なアピールで書いても らった。審査に必要だった書類は次のとおり。
★身分証明書と所得証明書
★ホストからの招待状
★銀行口座の残高証明書
★帰国用のリターンチケット
★その他(ブリテッシュカウンシルのグラント証明書)
今回の入国では、うちの奥様と一緒だったけど、彼女に関しては特に書類は必要 なかった。口頭でうちの妻だ!といえばいいらしい。

英国の入国カードに必要項目を記載し、いざ出陣! スタンステッド空港は穴場と いわれるように、外国人の入国がヒースローに比べて圧倒的に少ないので特に待 たされることはなかった。第一印象が肝心と、少しニコニコしたりもした。 あんまり笑顔でいると逆に不審に思われるかとも思ったりした。 審査員にかくかくしかじかとへたな英語で説明し、書類一式を渡した。 ロイ先生からの招待状をじーーーと見た後、ブリテッシュカンシルや学術振興会 からの証明書を見て、コンピュータになにやら情報を打ち込みはじめた。 待つこと5分。パスポートに見慣れぬスタンプがポン、ポンと打たれ、番号が記 載されていった。 「OK!」の一言。パスポートを受け取ると、確かに滞在期間が1年間、きっちりと 2001年の今日までの期限で許可がおりていた。ラッキー! こうして第一関門を突 破した。

次はバゲージクレーム。ちゃんと荷物が届いたかな?とそそくさと向かう。今回 の渡航にあたり、必要な荷物は一切郵送(国際宅急便など)を利用せず、すべて 持参した。荷物にして、一番大きなスーツケース2個。機内持ち込みがぎりぎり OK(今はダメとわれることが多いが)のピギーバッグ。これを預け、それ以外 は2人でそれぞれ背負ったリュック2個、モバイルコンピュータ用のバッグ1個である。 かなりの荷物だった。スーツケースは1個あたりゆうに20 kgは越えていた。 預けていた荷物はそんなに待つこと無く手元に無事届いた。 さあ、いざ税関へ。ここは税関といっても特に厳しくないと思う。自分の経験だ けど。3つ入口があって、青のEU専門ゲート、緑のnon EUゲート、そして赤の税関申 告ゲート。特に申告するものがないので当然緑のゲートにいくが、この荷物を見 られたら止められないかとちょっとびびりつつも無事にクリア。 さて、最後がケンブリッジまでの移動。ここは電車でケンブリッジ駅まで行け るが、便利なコーチ(長距離バス)もあって、いつもこれを使っている。 これまで2度ここに来たことがあるけど、この到着時間のコーチ出発時間はとって も微妙。間に合えばすぐにケンブリッジにいけると思い、バス乗り場まで急ぐが 既にかなりの人が待っていた。ようするにまだコーチは到着していないってこ とで、しかも予想どおり1時間、ここで待つ羽目になる。

待つこと、1時間。コーチに乗ってケンブリッジへ。その後はタクシーでホテル に直行した。うちの奥様はとっても疲れたのだろうが、ずーーと爆睡状態だった。 ポストハウスケンブリッジ。隣が牧場ののどかなホテルだった。実は今回が2回 目。前回来たとき、気に入ったので今回もここにした。来週の月曜日まで(4日 間)お世話になる予定である。チェックインもすんなりクリア。部屋に入ったら 速攻でベッドで寝てしまった。多分、緊張の糸が切れたからだろう…

さあ、今日からイギリスの生活がスタート。帰国まであと364日…(笑)

Created by M. Unoki, 6 Nov. 2000
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