★ケンブリッジに雪が積もる (2000年12月28日) |
今日、朝起きたら外がやけに静かだった。まるで秋田にいたときのような朝だっ
た。あまりの静けさにおそるおそるカーテンを開けると、外は雪一色だった。
ちょうど家の目の前は高校のグランドがあるのだけど、緑の芝のグラウンドが
真っ白になっていた。雪国の朝では、静かなとき大抵、雪が大量に降ったとき
だ。今回はまさにそれだった。雪が吸音剤の変わりとなって、まわりを静かにし
てくれる。
さて、雪でとってもきれいなのはいいのだが、どうやって大学に行こうか? 雪国生まれの自分にとってなんら問題はないが、やっぱり自転車だろうか? うちの奥様は呆れ顔で自分を見送ってくれた。 雪を圧雪しながら、マウンテンバイクをこいで大学へと向かった。さすがにいつ もの通勤時間では到着できなかったけど、けっこう楽しめた。何が楽しいかとい うとドリフトできるからである。雪道のチャリ通なんて高校以来だなぁと物思い にフケたりもした。 行きは雪だけだったのでよかったけど、帰りは融けた雪が凍っていて、まるで スケート場を自転車で乗る感覚で帰って来た。しかし、よくこっちのドライバー はノーマルタイヤでこの雪の中運転するなぁと感心してしまった。でも、彼らの 運転は信用していないので、もらい事故を避けるために、車が通らないコースを なるべく通るようにして帰宅した。 後でわかったのだけど、今回の積雪はなんでも10年ぶりだとか。ラッキーだと喜 ぶべきなのだろうか?寒がりのうちの奥様からは、「ケンブリッジは雪が降らな いっていったじゃない、嘘つき」と責められっぱなしだった。トホホ。 |