★BSAミーティングに参加する。 (2000年9月21日) |
今日、研究発表で英国デビューした。
とはいっても、ポスター発表しただけだが。
BSA(British Society of Acoustics)の聴覚研究者が集まって2日間に渡って
研究発表するごく規模の小さいミーティングである。
今回は、Keele大学で行われた。
参加人数は少ないものの、メンバーはとにかくすごい。B. Moore博士に、
Glasberg博士、Meddis博士、それにホストのTed Evans先生である。他にも名高
い先生ら、若手のホープ等が集まっていた。もちろん、僕のここでのボス、ロイ先
生もこの中の一人である。このメンバーを見てすごいと思うのは僕だけだろう
か?おそらく聴覚研究者の多くはそう思うことだろう。彼らは英国だけでなく、
世界の聴覚研究の中心にいる人達だからだ。
こんななかに混じってていいのか?と思いながらも、ロイ先生に名高い先生達
を紹介してもらってとってもうれしかった。彼らが僕のことを覚えてくれたかは
定かではないが…。
初日の今日は午前中にポスターをして、午後にオーラルセッションという予定に なっていた。午前中にポスターをせっせと壁に貼り、数人に発表した。 初日はそんなにペースがあがらなかったが、翌日の発表は大盛況になった。 ちょっと研究の話になるが、ここでもGammaChirpは偉大だった。 今回の発表はこれをどうやってフィルタバンクに実装するのか?とう話をして、 CNBHで行う仕事をおおまかに発表した。 Evans先生やGlasberg博士にはとってもよい印象をもってもらえたようで「早く 完成するといいね、健闘を祈ってるよ」といってもらえた。またEvans先生とは 実は2年前にイタリアの学会で一度会っていて、そのときのことをよく覚えてい てくれた。これにはとっても感激した。でも先生は今年で退官になるそうでちょっ と残念である。せっかく英国にいて、これからいろいろとお話しを聞けると思っ たのに…。 こっちでの研究アピールもうまくいったし、また労いの言葉ももらえたし、さぁ いい仕事をするぞ!と誓うよい一日となった。 |