バースの話題からちょっとそれるけど、そういえば、僕等は日本に帰国したとき 献血できるんだろうか? 正直いって、かなり心配になってます。ご存知の方もい るかもしれないけど、1996年だったか1997年までに英国に長期滞在したことがあ る人は赤十字の献血をできない（遠慮してくださいといわれてしまいます）んで す。これって関係者に聞くと、狂牛病の影響らしいです。ということは、僕等も 英国に住んで1年たつわけだし、現状の肉問題を考えたら、帰国したあと献血で きない可能性がかなり高いですよね。血の検査を無料でできるってこともあるけ ど、何かあったときに優先的に輸血できないのは問題です。

さて、バースの話題に戻すことにして。バースに到着後、iに再び寄り、 マップと記念のポストカードを購入。マップにあるお勧めルートどおりに観光 することにした。まずは i からスタートし、正面にあるBath Abbeyを眺め る。うん、ナイスなアーキテクチャーだ。写真をバシバシ取りまくり。でもって、 左手に向きを変えると、ローマンバスミュージアム。ここに入らなきゃ、バース に来た意味がないでしょう。入場料はバカ高かったけど、コスチューム博物館と セットのチケットを購入して、いざ館内へ。中に入るなり、あの温泉の匂がプン プンしてくる。紀元前に、ローマ人がここへ保養に来たっていうのも凄いけど、 ここで温泉につかっていたっていうのも面白いよね。CGのビデオでその様子をイ メージさせてたけど。中には、温泉場以外に既に崩れさってしまったアーキテク チャの部分（門とか柱など）を一部復元させて展示していたりした。温泉の色は グリーンで、まるでバスグリーンをいれたかのような色。かすかに湯気がたって いるのも見えた。さすがにお湯は汚くって、手をつける気にはならなかったけど、 ヨーロッパで温泉というのは、珍しいよね。確か、ブタペストも数少ないうちの 一つだったよな。

お次ぎは、見事なアーチをした建物、ロイヤルクレッセントに進み、コスチュー ム博物館へ向かった。ここは、1800年代からの民族衣装、というよりは貴族達が 着ていた衣装が見事に展示されていた。現代までのファッションの変化がみれて、 以外に面白かった。次は、アセンブリールームを経由して、バルトニー橋を渡り、 川を眺める。川の名前を忘れてしまったけど、とってもきれいだった。時間があっ たらボートツアーにも行きたかったのだけど、ここを2時半には出なければいけ なかったので諦めた。一通りバースの観光名所を歩きまわったら、もう昼の1時 だった。歩きまわったせいでお腹ぺこぺこ。自分の嗅覚を信じて、ランチの場所 を探しまわったけど、なかなかいいところが見付からず、うーーんと考え込んで いると、スペシャルランチ一人£4.9という黒板を見付ける。ここは、Mai Thai （中心部、橋のそばのホテルの横）というレストランでよーく見ると、タイ料理 店だった。まだ一度もタイ料理を食べたことがなかったのと、この価格から即決 して中に入った。ここのスペシャルランチというのは、特にオリジナルランチを 用意しているのではなく、メインコースにある一品をどれも同価格で食べれると いうものだった。メニューの中身もよく分からなかったので、グリーンカレーと Thai ヌードルというものを頼んだ。どちらもけっこうな量だった。もちろん、 スパイスが効いていてどちらもそれなりに辛かったけど、すっごくおいしかっ た。久しぶりの会心の当りだった。我ながら、自分の嗅覚も捨てたもんじゃ ないなぁと思った。 タイ料理でお腹を満腹にさせた後は、正味6時間のケンブリッジへの移動。ふー、 とりあえず寝ながら移動するか…。

今回は、気の向くままの旅だったけど、いろんなスリルを味わえて面白かった。 しかーし、以外に高く付いた旅行だった。同金額でパリに行けたかな? まぁ、い いか。日本だって同じだよね。国内旅行は格安海外旅行より高かったりするし。 さあ、お次ぎはどこへ行こうか!