★ホテル探しに一苦労(バース編) (2001年7月14日) |
ケンブリッジでの滞在も残すところ、2ヵ月を切ってしまった。遊ばなきゃ。遊
ばなきゃ。ということで、今週末は、気の向くままのバース一泊旅行となった。
ケンブリッジからは、電車で約4時間(ロンドン経由)で到着するらしいけど、 週末の電車は本数が少なかったり、いろいろとマイナス面が多いので、コーチ (ヴィクトリアステーションで乗り換え)で行くことにした。所要時間にして、 約6時間の長旅である。料金は、一人£34.5と比較的安く上がった。日帰りなら ば、デイリターンチケットを購入するともっと割安(多分、£20弱)になるんだ ろうけど、せっかくなので通常の往復チケットを購入し、一泊旅行とした。 実は、バースに行こうという話になったのは2日前で、うちの奥様がこっちでで きた友達からいろいろと情報を仕入れてくるや、「行きたい〜」ということにな り、急拠行くこととなった。僕自身は、ロンドンに行って博物館めぐりのつ いでに、先週買えなかった月刊少年マガジンを今週こそは買うぞ、と意気込 んでいたのだけど… それで、両方の希望がかなうように、まずロンドンまでコーチで行き、ピカデリー サーカスの付近を3時間程度うろつき、ヴィクトリアコーチステーションで乗り 換えでバースに行くというルートにした。 ピカデリーサーカスでは、雑誌の購入だけでなく、自分達の帰国御土産のために チャイナ(陶器)の店をうろついたりした。 ヴィクトリアコーチステーションを13:30に発ち、バースに15:45頃に到着した。 バースといえば、ご存知の方も多いでしょうが、お風呂(bath)の語源となってい るんですね。いろいろと云い伝えがあるようですが、リヤ王の父親が王子時代に ここの沼でライ病が治ったことがきっかけだとか。ローマ人からは、ローマンバ スが、リゾート地の温泉として利用されていたようですし。 バースの駅は、Bath spaというし、本当、温泉の街なんでしょうね。 僕は、巨人ファンだけど、真っ先に元阪神のバースを思い出しちゃうけどね(笑)。 バースに到着後、僕等は観光もせずに真っ先に i(Tourist Infomation) に向かった。何故かと云うと、今日泊まるためのホテルを探さなければならない からだ。 さてさて、ホテル予約なのだけど、自分のこれまでの性格からすると、まず必ず チケットとホテルだけは予約してから旅行する。そう石橋を叩いて渡る性格なの です。ところが、今回、冒険心が騒いだと云うか、たまにはバックパッカーのよ うに気の向くままの旅もいいかなぁと、ホテルを予約せずにいったんです。一回 は、自宅からバースのホテルに電話予約したんだけど、週末で満杯ですと断られ たので、現地の i から頼もうと。「地球の歩き方イギリス2001年〜2002年」 p.146にも書かれているけど、バースは第一級の観光地ということで、ホテル は自分で探しても苦労しないとのこと。この一言を信じて、僕等はバースに 向かったわけです。 と・こ・ろ・が、i にいってみると、アコモデーションサービスに長蛇 の列。ゲッ と思うものの、とりあえず並んでみる。予約を担当してくれるお姉(叔母)様方 が3名、フル活動で予約に当っている。ふと、彼女らの上にみえる、一枚のビラ に目が行く。「バースは今週末ホテルおよびB&Bの予約は非常に難しいです」 。しばし沈黙する僕等。うちの奥様はかなり不安になっていた。というのは、 知合いが以前ホテル予約なしでエディンバラにいったら、ホテルが全くとれず、 高級なスウィートルームに泊まることになったという話を聞いていたからだ。 まぁ、そこまではひどくないだろうと疑う余地もない自分。「大丈夫、大丈夫」 と一応は奥様をなだめるものの… 僕等のひとつ前に、日本人らしき女性が一人、予約に並んでいた。彼女が担当の 女性と話始めてから何分たったろうか。シングルのB&Bを探しているのだけど、 いっこうに見付からない。Bath中心街をあきらめて近辺あるいは、近郊で探して みても見付からない。しまいには、電車である程度移動してもいいからという具 合にリクエストを広げても難しいみたい。そういう会話が僕等の耳に入ってくる。 そうこうしているうちに僕等の番。 ツインorダブルの安いホテルかB&Bを紹介してください、とお願いすると、「実 は、週末バースで宿を探すのはかなり大変なんです。ですが、できる限り頑張っ てみます」とのこと。コンピュータと連動して、空き部屋を探してはオーナーに 電話をかけて確認するという作業を何度も繰り返してくれた。何度やっても満杯 です、とのこと。彼女は懲りずに僕等の宿を何度も探してくれた。うちの 奥様はかなりびびってしまってた。隣にいた同じ日本人の女性もいっこうに見付 からない。僕等がカウンターに並んでから、後方で待つ人はずーーと待たされっ ぱなし。 何件調べてもらってからだろうか、20件?30件? 担当者は、Bathでは無理かもし れないので、ブリストル(Bristol)はどうかという。電車で15分位だとか。 僕等もできればバースにしたかったけど、事情が事情なので、そこで探してもら うことにした。1件目、パンフレットにあったけっこうよさそうなホテルに電話 をすると、ツインで£50の部屋があるとのこと。僕等は迷うことなくそこに決め た。カウンターに並んで20分後のことだった。バースから1駅離れているとはい え、料金的にもよいし、かなり綺麗なところだったので、助かった。なによりも このホテルが見付からない状況で野宿せずに済んだので本当、よかった。 お隣にいた女性も無事見付かったようだし、良かった、良かった。 僕等の担当の女性は、「ブリストールにけっこう空きがあるよ!」と他の女性達 に伝言していた。それを聞くなり、他の人達がいっせいにブリストールに電話を する。なんかよくある映画の1シーンに見えてしまった。 さて、バースに到着してまた移動となった。バースへは明日来るぞといってひと つも観光することなく、Bath spa駅へ。本日お世話になるCity InnはBristol temple meads駅すぐそばで移動にも便利だった。バース旅行に来て、ブリストル 観光と1石2丁になったかな。人口ではブリストルの方がバースより圧倒的に 多いみたい。ホテルに6時ころチェックインし、すかざず、市内観光へと出か けた。ブリストル大聖堂、聖メアリーレッドクリフ教会、ブリストルハーバーな ど景色もばっちりだった。夜はバプでいっぱいひっかけてフィッシュアンドチッ プで僕等の胃袋を満たしてあげた。 今回の旅から得た教訓。 英国の、気ままな旅行、楽しいな。でも週末は、必ずやっとけ、ホテル予約! (字余り) |