とじこめた空気

 とじこめた空気は4年生の理科の単元です。プラスティックの袋を空気で満たし,
押し合いや浮かすように叩いたりします。しかし,空気を目で見ることはできません。
気体に色を着けると見えるのですが,毒性のない色つき気体はありません。
そこで,空気に煙(けむり)を入れて目で見えるようにする工夫をします。

この工夫はNHK for Schoolで示されています。
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005300514_00000
これを演示実験でやってみようとしました。

ところが,透明なガラス製注射器は見当たらない。また,実験中に壊れる危険性がある。
そこで,プラスティック製の注射器を使うことにした。
ただ,これは白く半濁していて透明性が悪いという欠点がある。
また,誤って線香の火を容器に接触して変形させたり,内側の面に灰を入れてしまう,
など注意することがある。
これらを注意しながら,次の工夫をしてやってみた。

工夫1. 背景を黒い紙を立てる。
工夫2. 煙をできるだけ沢山注射器に入れる。(入れ方は工夫3)
工夫3. 煙を注射器ピストンで吸い込むよりも,
  線香の煙を,先を上向けた注射器の広い口から十分に入れる。
工夫4. ピストンを目盛りまで入れてから細い口を閉じて下に向ける。
工夫5. ピストンの押し下げは2度目の方が綺麗に見える。

 

写真より,実物の方がはっきり見えた。

動画で示す。

【まとめ】 
結果は: とじこめた空気をちぢめると,空気が集まって,こく見えた。
いえること: とじこめた空気は,空気のつぶがハラバラにしたり,ギューギューにすることができる。

 

平成29年10月14日 記載