認知科学会第34回大会 表紙デザイン

日本認知科学会第34回大会,大会ポスターおよび抄録集表紙をデザインしました.

向かい合う2つの中括弧(} {)で「ルビンの壺」という騙し絵を模しています.中括弧に顔を見いだす人の意味づけ能力,錯視や騙し絵,自己と他者,コミュニケーションという認知科学の根本的なテーマをこのデザインに重ねました.

紋様には,金沢の伝統工芸,加賀友禅の紋様を使わせていただきました.この紋様は加賀友禅作家の寺西一紘 先生(長町友禅館)の作品です.表紙と裏表紙で図と地を反転させるというアイデアは金沢大学の小島治幸 先生によるものです.

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金融市場シミュレーション Plham のロゴマーク

東京大学 和泉研究室 での研究員中,金融市場シミュレーションの並列分散実行ソフトウェア  Plham(ぷらむ)を開発しました.Plham のロゴマーク(下図)は家紋「梅鉢」をベースにしました.「梅鉢」 は,東京大学本郷キャンパスが加賀藩前田家の屋敷跡地に建てられたという史実に由来させています.梅鉢の家紋は東大赤門の屋根瓦や湯島神社に今でも残っています.並列分散計算では複数の計算ノード上で複数の計算プロセスが相互通信し連携しあうのですが,このロゴでは,5つの梅の花びら(赤丸)を計算ノードにみたて,梅のめしべ(黄丸)を相互通信しあう計算プロセスにみたてました.

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