Linus And Lucy
ライナスとルーシー

music by Vince Gualardi

「|」で区切られた間が1小節です。「・」は前と同じコードであることを示します。
各コードネーム表記、および「・」は1拍の長さを持ちます。ただし( )内は1拍を2等分します。
[ ]は小節番号を示します(【注釈】参照)。コードネーム中の「b」は♭の意味です。


Capo: None Rhythm: 4/4 

[1](intro)
   |A・・・|A6・・・|A・・・|A6・・・|
[5]
   |A・・・|A6・・・|A・・・|A6・・・|
   |A・・・|A6・・(・C6)|C6・・・|・・・(・A)|A・・・|A6・・・|
[15-24](repeat [5-14])
[25]
   |(D D)(D E)・・|・・・(・A)|(D D)(D E)・・|・・・(・A)|
   |(D D)(D E)・・|・・・・|A・・・|A6・・・|(Da Capo)


【コメント】
 『ピーナツ』のTVアニメシリーズのために作曲された曲です。子供の頃、NHKでたまに放送されてました。吹き替えの声優が、チャーリーブラウンに谷啓、ルーシーにうつみ宮土理、ライナスに野沢那智という、今思えばいろいろな意味ですごいメンバーでしたが、コミックとは違った味があって好きでしたね。

 子供しか出てこないアニメなのにBGMがジャズなナンバーだったのも印象的でした。この曲と、もう1曲「♪|そドミらドファしレソ・・・|ドミ♭ラ♭レファシ♭ソ・・・・・」(ひらがなは低オクターブ)というメロディの曲がすごく好きでした。どちらの曲も和音がちょっと異色です。当時、和音をピアノで一所懸命再現しようとしましたが、子供の頃のことですから全く歯が立たず。耳コピの難しさと楽しさを初めて味わった曲かもしれません。曲名も謎で、長い間知りたいと思ってました。ようやくわかったのは1997年、ジョージ・ウィンストンがピーナツアニメに使われた曲をカバーしたピアノソロアルバム『Linus & Lucy』を出したとき。もう1曲の方のタイトルは「チャーリーブラウンの感謝祭」でした。ちなみに「ライナスとルーシー」の冒頭部のメロディは「♪ド|ーレミ・ミレド・|レーードーーー・」(移動ド)です。「ああ知ってる!」という方もおられるのではないでしょうか?

 昨年アメリカに行った時に、3人編成のジャズバンドが「サマータイム」「シバの女王」などの有名な曲を生演奏しているのに出くわしましたが、そのときの演奏曲目にこの「ライナスとルーシー」も含まれていたのでちょっと驚きました。アメリカではスタンダードナンバーなんですねぇ。『ピーナツ』がいかにアメリカ庶民の中で大きな位置を占めているかを垣間見たようでした。

 耳コピに使った音源は、昔見たアニメの記憶、ウィンストンのアルバム、昨年聴いたバンドの演奏など。これを書いたあとで「スヌーピーとかぼちゃ大王」のビデオを見てキーがAであることを確認しました。ウィンストンのキーもAですが、オリジナルにない部分を加えて弾いています。


After 5