Koneta

小ネタ集
「｜」で区切られた間が１小節、「・」が１拍です。各コードネーム表記は１拍の長さを持ちます。
[ ]は小節番号を示します（【注釈】参照）。

ワシントン広場の夜は更けて
ヴィレッジ・ストンパーズ　演奏

Original: Em　Capo: None　Play: Em　Rhythm: 4/4

[1] (intro)
　｜Em・B7・｜Em・B7・｜

[3] (melody-A)
　｜Em・B7・｜Em・・・｜・・C・｜G・B7・｜
　｜Em・B7・｜Em・・・｜C・D・｜Em・B7・｜Em・B7・｜

[12] (arranged melody-A)
　｜Em・B7・｜Em・・・｜・・C・｜G・B7・｜
　｜Em・B7・｜Em・・・｜C・D・｜Em・・・｜

[20] (melody-B)
　｜G・・・｜Em・・・｜・・C・｜G・B7・｜
　｜G・・・｜Em・・・｜C・D・｜Em・B7・｜

[28]-[35] (repeat [12]-[19])

[36] (arranged melody-B)
　｜G・・・｜Em・・・｜・・C・｜G・B7・｜
　｜G・・・｜Em・・・｜C・D・｜Em・C7・｜

[44] (arranged melody-A)
　｜Fm・C7・｜Fm・・・｜・・C#・｜G#・C7・｜
　｜Fm・C7・｜Fm・・・｜C#・D#・｜Fm・C7・｜

[52] (coda)
　｜Fm・C7・｜Fm・・・｜C#・D#・｜Fm・C7・｜(END)

夜がくる
小林亜星　作曲

Original: Cm　Capo: 3　Play: Am　Rhythm: 4/4

[1] (intro)
　｜Am・・・｜・・Em・｜

[3] (melody)
　｜Am・・・｜Dm・Am・｜C・Dm・｜E・・・｜
　｜Am・・・｜Dm・Am・｜Em・・・｜Am・・・｜

([3]-[10] repeat twice)

[11] (coda)
　｜Em・・・｜Am・・・｜(END)

スナフキンのテーマ
宇野誠一郎　作曲

Original: Em　Capo: None　Play: Em　Rhythm: 4/4

[1] (intro)
　｜Em・・・｜

[2] (melody)
　｜Em・D・｜C・Em・｜・・D・｜C・Em・｜
　｜G・・・｜E・Em・｜A・・・｜F#・B7・｜

([1]-[9] repeat twice)

[10] (coda)
　｜Em・・・｜Em・D・｜C・Em・｜(END)

【解説】
小ネタと銘打ったのは、短い曲という意味もありますが、コード進行が単純な曲という意味もあります。今までは耳コピに伴う葛藤や喜びのドラマ（笑）を感じていただくために、ことさら複雑で珍妙なコード進行の曲を選んできました。今回は、コード進行は平易ですがぜひご一緒に楽しみたい、私の大好きな小品を３曲。どの曲も人生の哀愁を漂わせ、味わい深く渋い雰囲気の曲で、お馴染みの方が多いと思います。

１曲目は…この曲なんで有名なんだっけ？煙草か何かのCMで使われていたと思うのですが、正確な情報がわかりません。ごめんなさい。ですがメロディーは、かなり前から耳に残ってます。こういうタイトルだと知ったのは後になってからです。ワシントン広場とやらに行ってみたくなります。ゴンチチさんもライブで演奏しておられました。ちなみに終盤でキーが半音上がるのはよくあるパターンですが、こういう時すかさずカポを移動して弾き続ける私はズボラでしょうか？

２曲目はサントリーオールドウィスキーのCMで30年以上前から流れている曲。最近では長塚京三、田中裕子の「恋は遠い日の花火ではない」シリーズで使われていましたっけ。古い酒場でランプの灯りの下、ギターを爪弾きながら「ロンロン　ディロンド　シュビダビ‥」と口ずさむウィリー・ネルソン系の顎鬚の老人の情景を私は勝手に思い描いていました。オールドのCMのための曲だから題名もないだろうと思いましたが、一応サントリーのHPで調べました。意外にも「夜がくる」というタイトルがちゃんとありました。そして小林亜星氏の作曲、しかもご自身で歌われていると知って２度びっくり。どこがウィリー・ネルソンだ。

３曲目はTVアニメ「ムーミン」（1969-1972放映）でさすらいびとのスナフキンがいつも弾いているあの曲です。ギターのインストで流れることが多かったけれど、歌詞もあります。おさびし山に対して、きみはどうしてそんなに強いんだい、などと語りかける内容。今思えば、この番組は私の幼少時の人格形成に大いに寄与しました。後年ギターを始めたのもスナフキンの影響大だったといっても過言ではありません。ここではギターのインストバージョンから採音したコードをどうぞ。

【注釈】

「ワシントン広場の夜は更けて」

オリジナルがEmであるため、カポなしで簡単に弾ける。ただし私はこの曲を弾く時はカポ7のAmで弾く。理由はメロディーも一緒に弾きやすくなるからだ。また途中でキーが半音アップする時、新たにカポをはめるよりも、カポが最初からついているのを１フレットずらしたほうが楽だ。（曲中でカポ位置を変えることは邪道かもしれないが、宴会芸なら許されるであろう）

「夜がくる」

[6] E：通常はE7が来るのがセオリーだが、ここはEと判断した。セブンス音（D）が聞こえず、引き締まった感じだ。そもそも、メジャーの基本３和音は「C-F-G7」、マイナーは「Am-Dm-E7」と一般に言われているが、なぜGでなくG7、EでなくE7と限定するのであろうか。小学校の音楽会で一同礼をする時に鳴る和音は「C-G-C」であり、「C-G7-C」ではない（私の中では）。もちろんG7、E7が最適である場合も多いが、セブンスコードは「基本」ではなく「バリエーション」と認識すべきだと思う。五度の和音はセブンスだ、と頭から決めてかかると失敗することがある。

「スナフキンのテーマ」

[7] E：ここはEmが来そうなものだが、聞こえてくるコードは確かにEである。歌バージョンなどではEmで通している。なお次のEmの部分は、原曲では「b g e g」と低音が単音で鳴っているだけで和音はついていない。あえて和音をつけるとすれば、構成音から判断してEmしかない。歌バージョンでも当然そうなっている。

After 5