2008年4月から8ヶ月,サバティカルでアメリカ フロリダ州タンパ市にある
南フロリダ大学 (University of South Florida; USF)に
客員研究員として訪問してきました.
その時の経験をメモにしました.
最終更新 2008/12/10
- ToDo
- USFカードの取得
何は無くてもまずはこれ.
アパートのディスカウントにも関係します.
- アパート,家具
次に住居を決めます(後述).USFディスカウントがあるところも...
- 生活物資の買い出し
食器,鍋等については,それぞれスタータキットのような
セット商品があります.下は35ドルくらいからあるので,
ウォルマートやターゲット,イケヤなどで,
こういうセットを買って来ると良いでしょう.
シーツや枕,タオル類を買います.これも安売ので十分です.
- インターネット
BrightHouseが若干高めですが,手軽でしょう.
USFディスカウントがあるという噂.
- 電気
とりあえず電気は来ています.
が,手続きをしないと止められてしまうそうです.
Webでも手続きできますが,SSNが必要と言われるので,
TECOに電話することになるでしょう.
対応が悪いので苦労すると思います.
- 銀行
アパートの契約や電気やインターネットの契約などに
小切手が必要なので,できるだけ早期に銀行口座を開設します.
お金は,当面必要な数千ドルをT/Cで持ってくるのが良いでしょう.
口座ができたら,殘りのT/Cを入金します.
後日インターネットバンキング等で日本の銀行から
米国の銀行口座に送金してもらうこともできます.
口座開設は,パスポートや運転免許証,SSN等と
Initial Depositを持って窓口に行くと口座を作ってくれます.
最低必要なのはパスポート.運転免許証やSSNがあれば
もっとスムースに事が運びますが,無くても大丈夫なようです.
こちらの銀行は最低預金残高が必要なので要注意です.
これを割込むと毎月手数料が引かれてしまします.
口座ができると,Debit/ATMカードと小切手帳は10日くらいで
郵送されてきます.
Debitカードとは別に暗証番号(PIN)も別便で送られてきます.
Debitカードは,そのままでは使えず,電話やATMでActivateする
必要があります.方法は金融機関によって異なりますが,
説明が一緒に入っています.
生活費の持ち込み
口座を作るとして,お金をどうやって日本から持ち込むかが
問題になります.
- トラベラーズチェック(T/C)で持ち込み
お金の運搬手段としては安心なT/Cで持ち込みます.
金種は,多額になるでしょうから,1,000ドルT/Cが良いでしょう.
日本の税関で: 100万円相当以上の海外への有価証券等の
持ち出しについては,日本の税関に申告が必要です.
詳しくは以下を参照して下さい.
http://www.customs.go.jp/kaigairyoko/shiharaishudan.htm
米国の税関で: 10,000米ドル以上の米国内への持ち込みも
米国の税関で申請が必要です.
"FinCEN105" (Form 4790)というフォームに記入して提出すればOKです.
FinCEN105でググればダウンロードできますので,予め記入して
持参するのがスムーズです.
米国銀行での入金手数料は,私の場合は手数料は掛かりませんでした.
カウンターサインは,面倒でも銀行員の眼前でサインする必要が
あるようです.事前にサインしたものは受けつけてくれません.
保留: 多額の場合,預け入れ当日には数千ドルのみAvailableになり,
一週間後くらいに(多分,銀行での検証が終ってから)全額
Availableになります.
アメリカの銀行は日本の銀行と違って間違いが多いので,
必ず受け取りの控えをもらっておく必要があります.
- 現金で持ち込み
現金で大金を運搬するのは危険なので,当面必要な金額だけに
留めましょう.お金を失うだけでなく大金を持っていることが
分かると犯罪を誘発します.
- 銀行送金(振り込み)
海外送金も安全な方法です.米国銀行に口座ができたら,
口座番号やルーティングナンバーなどが分かりますので,
これらの送金先口座の情報を日本の銀行に伝え,
送金手続きを依頼しましょう.コストは4千円程度です.
私はやりませんでしたが,受け側の銀行によっては,
入金手数料がかかることもあるそうです.
- キャッシュカードで引き出し
滞在中ずっと海外で使えるキャッシュカードで引き出しという
方もいましたが,レートはかなり悪いです.
様々な手数料を含めると,片道3-4円程度かかりますし,
CD機の手数料もかかります.
ここまでで一通りの生活ができるようになったと思います.
ほっと一息入れましょう.
- SSN
大学で証明書をもらって社会保険事務所に行きます.
窓口では10分程度の質疑,その後1ヶ月くらいかかって
郵送されます.(その意味でもアパートが先です)
- 免許
まずはドライバーズハンドブックをDMVで入手しましょう.
同様に,試験合格後,1ヶ月くらい後に免許が郵送されてきます.
- 車等
必要なら買いましょう.私はレンタカーで済ませました.
- アパート
- アパートの探し方
USF近郊は,比較的新しい地域らしく,住宅会社が大規模にアパートを
開発し,それを組織的に貸すような形態になっています.
形態はマンションみないたのではなく,2階建て程度の
集合住宅(普通の家に見える)のような感じです.
道を走っていると,そういう集合住宅が20棟くらい建っている
コミュニティを幾つか目にすることができます.
大抵は敷地がフェンスで囲われていて,入り口もゲートがあることが多いです.
入り口にオフィスがあり,ここで入居の手続きをします.
特に予約をしなくても,飛び込みで良さそうなコミュニティの
オフィスに行けば,空き部屋があれば部屋を見せてくれます.
- 7ヶ月ルール/家具
この近辺のアパートの場合,最短契約期間が7ヶ月というところが
殆んどです.それより短かい場合,最低7ヶ月分の家賃を払えば
OKの様です.
家具は,
キッチン回り家電(電子レンジ,クッキングヒータ,オーブン,冷蔵庫,
食器洗い器),洗濯機と乾燥機は付いていることが多いでしょう.
ベッドやソフアなどの家具は殆んどの場合付いていません.
自分で買うかレンタルすることになります.
- 私共の場合
私たちは,
Marquis
という所にしました.
I-75から1マイルほどBruce B. Downs を北に行った所です.
部屋は
2 Bed Rooms, 2 Bath Rooms,駐車場が,
屋内(ガレージ)が1台,ガレージの前にもう1台分の駐車スペースがあります.
1005 Sq-Feetで,月額税込み$975.00+洗濯乾燥機が$30.00 です.
他にも1 Bed Room 〜 3 Bed Rooms まで,何種類かあるようです.
管理人の一人が米軍関連で,昔日本に住んでいたそうで,とても親切に
してくれます.(ゆっくり英語を話してくれ,丁寧に説明してくれます)
結局それが決め手で,ちょっと予算オーバーだったのですが,ここにしました.
他の所も回ったのですが,管理人がぶっきらぼうだったり,いろいろです.
- 二番目の候補
二番目の候補として,Grand Reserve も
そこそこ良さそうでした.ディスカウントが入っていて,
4月時点では2B/R-1BT の部屋が$800の提示でした.
- 地域・治安
USFの先生によると,大学の北10Kmあたりの
住宅地(Tampa Palm, New Tampa)あたりが良いそうで,
大学の先生もこの近辺に何名か住んでいるようです.
あまり大学に近いと,学生さんが多くなり,夜遅くまで
騒ぐので,住環境が騒がしくなるようです.
同じ先生によれば,USFの西側は危ないらしいです.
東は中くらい,住民の所得は低い方だけど,治安は悪くないそうです.
危険地域として,キーライム通信の人によれば,
ダウンタウンの一部(Yborの周辺とかFlorida Ave. やNebraska Ave.)
は良くないとはっきり言えるそうです.この辺は避けた方が良いでしょう.
- 家具のレンタル
レンタル家具の件ですが,私たちは
CORTからレンタルしました.
内容は,
Living Room: Sofa, Chair, Cocktail Table, End Table, Table Lamp
Dining Room: Dining Table, 4 Chairs, TV Stand
Bed Room: Dresser/Mirror, Nightstand, Queen Bed, Headboard, Table Lamp
で,月額$174.00+税 です.
この他,Additional Bedや,King Bedへの変更,
テーブルなどの追加やTVなど,様々なオプションがあるようです.
私達の場合は,アパートの契約と一緒になっており,
アパート会社がCORTと契約し,Furnishedの形態で部屋を提供すると
いう形をとっています.ですので,アパートの家賃にプラスして
上記金額をアパート会社に支払っています.
このCORTの他,Bush Blvd と 56th St. の辺りにレンタル家具屋さんが
あったと記憶しています.(ちょっと記憶があやふやなのですが)
- 入居
- アパート
入居開始日にオフィスに行くと,家の鍵とチェックリストをくれます.
チェックリストについては,2日以内に不具合や汚れなどをチェックし,
オフィスに提出する必要があります.このチェックリストに
あがっていない不具合については,入居者の責任にされてしまいます.
月始めの入居でない場合は,日割計算でした.
- 家具
アパートのオフィスがレンタル家具屋さんと連絡を取り,
入居日の昼に搬入されました.搬入費は初回の家賃と一緒に
アパートに払いました.
月始めの入居でない場合は,日割計算でした.
- ネット,ケーブルTV
契約の時に入居日を指定します.アパートのお勧めが
Brighthoouse network だったのでそこにしました.
Brighthouseのオフィスに行き,パックを申し込みます.
(幾つかオフィスがあるのですが,詳しい担当者がいる
ショールーム・オフィスをお勧めします.
私達は,インターネットとケーブルテレビのセットにしました.
月額$91ドルくらいです.セットアップの時間帯が選べます.
その時間帯に係の人が来て,基本的なセットアップをしてくれます.
(ルータやチューナを繋ぐだけですけど)
- 電気
契約していなくても電気は来ていましたが,
きちんと契約しないと切られてしまいます.
会社はTECO (Tampa Electric COmpany).
Webページもありますが,最初はSSNを持っていないので,
電話で契約する必要があります.
SSNを持っていない場合,その地区の平均電気料から算出される
デポジットを預ける必要があります.私の場合は$150.00でした.
TECOはサービスがいまいち.一番苦労しました.
- 水道
アパートの契約で自動的に契約されるようです.
会社はMINOL. 選択の余地はありませんでした.
しばらくしたら請求書が来ました.
- 炊飯器
アメリカはパン食が中心だと聞いていたので,パンはある程度
おいしいだろうと想像していましたが,
スーパーで売っているパンは意外とおいしくない.
レストランのパンはそれほどでもないのに不思議です.
で,そうなると日本人は結局米食になるのですが,
炊飯器が問題です.
1) こちらで売っている炊飯器を買う.上を見れば切りがありませんが,
短期用と割り切るなら,40ドル台からあります.
2) 日本から持ち込む. 私たちは日本の炊飯器を持ち込みました.
正確には電圧が日本の100Vに対して米国は115Vなので,ちょっと違うのですが,
壊れてもいいや,と思い,持ち込みました.それなりにおいしく
炊けていると思います.
[重要]ただし,100V仕様のものを電圧オーバーで
使うことになるので,この点は自己責任でお願いします.
私たちは,万一の場合に備えて,人がいないときは
必ずコンセントを抜いておきましたが....
こちらに長く住んでいる人によると,日本の炊飯器を持ち込むと,
まず3年以内で壊れる,という話もあります.
以上,情報まで
- レンタカー
- 予算
私たちは,期間が比較的短かったのと
途中一時帰国が入っていて細切れだったので,
保険とか,売り買いの手間,故障時の対応とか考え,
Hertzでレンタカーを借りることにしました
(結果から見れば多少割高だったかも).
1年だったら,確実に購入の方が良いと思いますけど...
金額は,割引込き,税他込み込みで4ヶ月で月額 $606.04- でした.
借りる月数は,割引に効いてくるようです.
4月〜8月の4ヶ月では,月あたり606ドル(税込み,保険別 -- 後述)
= トータル2500ドル程度/(4ヶ月と数日で)でしたが,
一時帰国後また同条件で借りた場合,
10月〜11月 では915ドル/(1ヶ月と6日)でした.
詳しくはHerzの予約ページでいろいろ
シミュレーションできると思います.
- 車種
私が借りた車は,
予約クラスは 「Ford Focus または同クラス車
コンパクト 2−4ドア オートマチック エアコン有」
実際の車両は,米国で言うMazda 3,日本名アクセラでした.
普通のカローラセグメントなのですが,日本仕様よりも
大きめのエンジン (2000cc)が積んであり,
家族3人(子供は1歳)での旅行で,私は問題を感じませんでした.
(ちなみに日本では1600ccの車です.それよりも大きかったし.)
但し,レンタカーなので,借り出し時に実際にMazda3になるか
別の車種になるか,ある程度の幅はあると思いますが...
あと,大きい車をご希望なら,時々アップグレードキャンペーンを
やってます (いつもではないです).時期がそれに当たれば,
下位クラスの料金で大きい車が借りられます.
但し,大きい車はアメ車の場合が多く,そうなると
取り回しとかが大回りで,小便利な機能が乏しいです.
私は一度空港でアメ車になったのですが,
町中の営業所でJapanese Car に替えてもらいました.
両方を乗り比べると,日本車の商品力の良さを改めて感じますね.
- 割引 (CDP)
割引は,CDPとしてANAカードのコードを入力したところ,
10%割引になりました.(4ヶ月レンタルの時10%,1ヶ月の場合は5%でした)
Hertzの予約ページにCDPという欄があり,カード毎に割引コード番号が
決まっていて,それを入力するようになっています.
コード番号は,カード会社に聞くか,Webページに
コードが載っている場合もあります.
割引率はカードによって異なり,私の持っていたカードだと,
UFJカードなどの割引よりも,ANAが一番割引率が高かったです.
私はスターアライアンス系がメインなので,
JALの状況は分りませんが,同じような物ではないでしょうか.
他にも,JCBも一般には割引が良いと聞きます.いろいろ試して下さい.
- [重要]予約 (空港からの乗り出し
予約は,HertzのWebで予約しました.
[重要] 空港貸し出しは,その契約期間中,空港利用税が毎日かかります.
ですので,私は以下のように手配しました.
* 空港借り出し,翌日に町中の営業所に返却,
* 同時に,町中の営業所から借り出し,空港返却,で4ヶ月レンタル
これだと一度町中の営業所に借り換え手続きに行く必要が
ありますが,空港税を長期払うのを避けることができます.
借り換えの時,空港で借りた車が気に入れば,そのまま乗って
いればいいですし,イマイチなら交換をお願いすることもできます.
町中の営業所は,私はUSF近くのTampa North HLE
(1514B East Fowler Avenue Tampa Florida 33612) にしましたが,
他の営業所でも構わないでしょう.
- カーリース
カーリースの話は,USFの先生からも聞きました.
私が聞いたプランだと,確か4ヶ月契約で月額540ドル(税抜き)くらい,
若干Hertzよりも安価だったと思います.
しかし,そうすると旅行保険の自動車特約が使えなくなったり,
税が追加で必要だったり,トータルで見ると殆ど差がなくなりました.
そういう状況でしたので,私は馴染みのあるHertzにしてしまいました.
- 保険
保険は,ANAカードUSA(後述)で車両保険をカバーし,
旅行保険で任意保険部分をカバーすることによって,
かなり安価にできたと(自分では)思っています.
2台以上借りるなら,旅行保険だと家族契約になるので,
一層お得だと思いますよ.(約款は必ず確認して下さい)
- 運転免許
- 30日ルール
運転免許ですが,フロリダでは州法による
30日ルール
があり,
30日以上の滞在なら,国際免許を持っていてもフロリダ州の免許を取る必要があります.
- レンタカーによる受験
レンタカーでも試験を受けられますが,契約書に本人の名前が
書かれている必要があります.Hertzの場合,必ず追加ドライバー特約をつけて,
契約書に運転される人全員の名前が出るようにする必要があります.
(免許は別としても,追加ドライバー特約をつけていないと,
事故などの場合に保険が無効になってしまいますから,どのみち必須ですが)
HertzのNo.1 Club Goldの場合,家族は自動的に(無料で)追加ドライバーになってしまうので,
契約書に家族の名前が出てこないことになります.その場合でも,Hertzのオフィスに行き,
DMVで必要だから,と強く言うと,特別な但し書きの契約書を無料で作ってくれます.
但し,標準ではない手順なので,私達の場合はかなり押し問答の末でしたが...
- SSN
SSNが無い場合,とりあえず社会保険事務所に行き,SSNが発行できない,という
証明を発行してもらいます.それを持ってDMV(免許センター)に行けば,
SSN無しで免許を取得できます.
ウチは妻がJ1ビザでしたが,滞在期間が短いため,SSNの発行が
留保されました.しかし,その通知をDMVに示したところ,OKでした.
- 試験
試験は最寄りのDMVに行き,受験します.予算は,合否にもよりますが,
大体50ドルくらいあれば大丈夫でしょう.
Web予約システムがあるので,予約をした方が良いでしょう.
試験勉強は,まずフロリダ・ドライバーズハンドブックを入手し勉強します.
ドライバーズハンドブックはDMVでも入手できますし,ダウンロードもできるようです.
結構細かいところまで出るので,なめてかかると散財します.
難易度は,日本の原付免許+α程度かな.原付免許よりは難しいような気がしますが,
普通免許よりは楽に思えました.引っかけ問題はありませんが,
数値などは細かく出ます.
ペーパー(というか,コンピュータ試験)は,法規20問,標識20問の別々の
試験になっています.それぞれ15問正答するか5問間違えれば,その場で
試験が終了し,合否が表示されます.不合格でも,お金さえ払えば
何回でも受験できます.でも,普通は2回も受験すれば通りますけど...
実技試験は,1日(1予約)で一回しかできません.DMVの敷地(駐車場)内で,
右左折,バック,車庫入れ,3ポイントターンなどをします.
私たちの場合は,車道には出ませんでした.しかし,敷地内の一時停止などは
しっかり見ています.車に乗る前も含めて,試験開始から完全終了まで
気を抜かないように.
実技試験が合格なら,その場で免許発行手続きになります.
その場で免許まで発行される人と,後日郵送される人の二種類があります.
どうやらビザや永住権などで区別があるようです.私はJ1ビザでしたが,
後日郵送組でした.一ヶ月近く掛かります.
- 子供の予防注射
- Immunization Record(Blue Sheet)
お子さんの予防接種ですが,大抵の場合
このような"Blue Sheet"が
学校や保育園で求められると思います.
これはフロリダ州政府が子供の予防接種の記録をDBに保管しており,
その子供の接種状況を公式に示す物です.
私たちはこれを用意するのが大変でした.
学校とかは,ブルーシートが全てなので,学校に日本の医師による
予防接種記録を持って行っても,学校では受け付けてくれません.
フロリダの医師によって,ブルーシートに転記してもらうと,
そのブルーシートを受け付けてくれるので,
間接的に日本の記録を学校で受け付けてくれることになります.
(なんか州法か何かで"ブルーシート"を揃えているか監査があるっぽいです)
- 日本の接種記録の引き継ぎ
最初から全ての予防接種をしている必要はありません.
必要な予防接種については,こちらに来てから順次やって行けば,
その都度,有効期間が短いブルーシートを発行してくれます.
日本での予防注射の記録は,日本のお医者さんに英文で書いてもらって
持参しました.そうすると,日本の予防接種記録を
米国のお医者さんが例のブルーシートに転記してくれます.
- 日本の予防接種との差異の埋め方
ブルーシートについては,米国の医師を観察していると,回数が
重要のようです.ポリオは,日本では経口ワクチンを2回ですが,
米国は注射で3回です.日本での医師による接種証明を持参したところ,
ポリオは追加で1回ということになりました.
(つまり,2回の経口接種はカウントされている様子です)
- どこで予防接種を受けるか
留意点として,
☆)米国の医療保険だと予防接種もカバーされている様子です.
★)日本の旅行保険では,こちらでの予防接種はカバーされません.
日本の旅行保険のように,カバーされていない場合でも,次のオプションがあります.
1) フロリダ州のHealth Centerで予防接種をすると,完全に無料.
2) 医療機関によっては,事務手数料(10〜20ドル程度)でやってくれる
3) 完全に自費(1本数百ドル)という医院もあります.
金額がかなり違うので,事前にしっかり確かめることが肝要かと思います.
上記1), 2) は,フロリダ州政府が(伝染病の蔓延を防ぐために)補助をして
いるからだそうです.外国人にも適用されます.
- 評判の良い医者
小児科については,↓が良かったです.
(と言っても2回しかかかっていませんが)
女性のお医者さんで,とても親切でした.
Emily T. Perkins, Pediatric Health Care Alliance,
Phone: (813) 971-6700, FAX: 813-977-1352
4446 E Fletcher Ave, Suite A, Tampa, FL 33613
※ この病院チェーン(?)は、ウェブからあらかじめフォームをダウンロードできる。
Regular Office Hours
8 a.m. -- 6 p.m. Monday through Thursday
8 a.m. -- 5 p.m. Friday
Urgent Care Hours
By appointment only
9 a.m. -- 2 p.m. Saturday
9 a.m. -- 11:30 a.m. Sunday
もう一つ,最初にAll Kids Pediatricsというところに掛かったのですが,
ここは保険会社とお金の支払いでトラぶり,No Money, No Service という
状態になってしまいました.(あまりお勧めできません)
予防注射については,よくよく注意して下さい.
私たちはそれでかなりトラブルになり,困りました.
医師が言うこと,医療事務員が言うこと,保険会社が言うこと,
皆違います (今にして思えば(笑))
- 保険
- 旅行保険
私たちは,付き合いがあった保険屋さんが三井住友系だったので,
三井住友火災海上の旅行保険にしました.1年〜2年間くらいまで
掛けられるようです.
三井住友の○な所は,他の旅行保険に比べて安価に思えました.
特にレンタカー保険が特約として付帯でき,5ヶ月で3万円程度で
LIS相当の保険をかけることができます.
三井住友の×な所は,サービス(連携)がひどい.
私たちは医療保険でトラブルにあったのですが,キャッシュレス
メディカルサービスとは言っても,実のところ
三井住友→AXA→AETNA→提携医療機関 の多重委託契約になっていて,
十分ハンドリングできていませんでした.
私達の場合,子供がこちらで医師にかかったのですが,
三井住友の医師紹介サービスで紹介してもらった医院に行きました.
そこで,医師は予防注射は保険に含まれるから,と言い,打ってもらいました.
後日,子供がまた熱を出して同じ医院に掛かったところ,
予防注射は保険で下りなかったからお前が金を払え,と言われました.
その場で保険会社(三井住友 現地ではAXAに委託)に電話をしても,
問題解決については完全に他人事の態度で,通訳しかしてくれません.
(私も英語は得意ではないのですが,少なくとも通訳してもらった
会話は,通訳が無くても完全に理解していました.
そんなことよりも,肝心なのは,保険会社が紹介した
医院なのだから,責任を持ってその場を納めてもらいたい.)
医院の人も保険会社も予防注射のお金を払う払わないで,
熱がある子供を放っておいて皆金の話しかしませんでした.
これが解決するまで診療拒否され,大変困りました.
こんなんだったら,キャッシュレスなんかではなく,
クレジットカード付帯保険の方が,まだ揉めるとしても支払だけで,
診療拒否にならない分マシです.
(これは中傷とかではなく,事実です.
他に不幸な人が出ないように.. 早急な改善を望みます)
よくよく調べてみると,医者はAETNA保険と契約していて,
AETNAは確かに普通の契約だと予防注射もカバーされている.
しかし,契約が「三井住友→AXA→AETNA→現地医療機関」の
多重委託契約になっていて,三井住友保険が医院に予約を取るときに,
どうも三井住友の条件(予防注射が適用外ということ)を医院に
言っていなかったのが原因なのではないかと推測します.
とにかくひどい目に遭いました.
- (日本の)クレジットカード付帯の保険
クレジットカード付帯の保険でも,多くの場合用が済んでしまうことが多いと
思いますが,赴任先によっては保険の証明を求められることもあるでしょう.
私の持っている三井住友カードでは,カード保険の英文証明を発行して
もらえたので,それを赴任先に示すことができました.
- ANAカードUSA
米ドルのカードですが,カード付帯保険もやっています.
特に車両保険(CDW)が自動付帯になるところが◎です.
但し,カードのCDWを有効にするには,
このカードで支払う必要があるそうです.
- クレジットカード
アメリカでクレジットカードを作るには,クレジットヒストリという
履歴が必要なのですが,これが無い外国人は容易にはアメリカの
クレジットカードは作れません.
幸い,日本の駐在員向けに日本基準でクレジットカードを発行して
くれる会社があるので,そこでまずクレジットカードを作り,
支払いをきちんとすることで,米国のクレジットヒストリができます.
その後は好きなカードを作れば良いのです.
プレミオカードやANAカードだと,米国のクレジットヒストリが
無くても作れました.予め出発前に手続きすることも可能なようです.
プレミオカード
ANAカードUSA
レンタカーの車両保険(CDW)が付帯するようです.(上述)
その他の保険も(有料で)やっており,私はアパートのテナント保険を
お世話になりました.
が,その引き受け先は今話題のAIGです(爆 -- 2008年9月に
破綻→公的救済されました)
(レンタカーでない)自家用車の保険もやっているようです.
- 携帯電話
現地で契約することもできますが,予め日本で契約し
持って行くこともできます.到着してからいろいろやることが
多いので,日本で予め契約というのもそれなりに便利です.
- 日本で現地プリペイド携帯を用意する
http://www.stf-phone.com/shopbrand/002/X/
- 米国在住日本人向け携帯電話サービス
http://www.hanacell.com/jp/
- 荷物運送
- 日本→米国
郵便局のEMSとSAL,船便があります.
EMSは全行程が航空便で,速いですが高いです.
荷物のトレース有.
SAL便については注意が必要です.
SALは荷物のトレースが相手国の入口までしかできません.
私は現地送り先近くの郵便局まで来ていたのに,
最後1マイルの配送ができず,郵便局に放置されていました.
しかも,荷物の問い合わせをしても,米国には着いています,という
回答しか得られませんでした.荷物の所在が分からないので,
取りに行けば10分だったのに,結局落手まで1ヶ月かかりました.
船便は荷物のトレースができているとは思えません.
- 米国→日本
米国の郵便局に Flat Rate Box というのがあり,これがお得です.
20ポンドまで固定料金 ($50弱).
同じ重さの小包を普通便で送れば,2倍以上します.
分割できるものなら,複数の荷物に分割し,
Flat Rate Boxを使うのが賢明でしょう.
- 観光
- 撤収
- アパート
退去日の60日前に書面で管理事務所に退去通知を提出.
退去通知の様式はオフィスにあります.
月末の退去でない場合は日割計算でした.
退去時は鍵を事務所に返して終わり.
汚損等のチェックもありませんでした.
- 家具
CORTにメールで連絡.アパートと連携をとって勝手に回収して行くっぽい.
汚損などの確認をどうするんだろうと思うけど,
かなりいいかげんっぽいです.
月末の退去でない場合は日割計算でした.
- ネット,ケーブルTV
メールで連絡.
ルータやチューナを自分で外して,最終月の払いと一緒に
Brighthouseの窓口に持って行くように.最後の請求は日割計算
- 電気
苦労しました.メールで連絡してもなしのつぶて.
何回かしつこく言ったらようやく反応.
最終月の請求はデポジットから払われるとのこと.
残額は日本の住所に小切手を送ってくれるそうです.
(大丈夫か不安ですが...)
- 水道
アパートのオフィスが自動的に連絡.
最後の請求書は日本の住所に送られてくるそうです.
- 銀行
ということで,当面小切手を切れるようにしておく必要があります.
(そうでないと4,000円払って送金小切手を作るハメになる)
IDを持って銀行に行けば,住所変更をしてくれました.
日本の住所でもOKそうです.
- 郵便
郵便局で転送の手続きができます.
日本まででもOKだそうです.
オンライン版だと外国への転送が指定できないようなので,
転送キットの封書を郵便局でもらってきて,それに記入し
投函するか郵便局に提出することをお勧めします.
- 参考リンク集
キーライム通信
(タンパベイの日本人会)
研究留学ネット
マイアミ大
学の日本人会
子供を連れて研究留学
マイアミ日本総領事館
税金について