ヒースロー空港についた。
空港から市街地まではヒースロー特急で行くことにした。
さも知ったような顔をして、実は空港内の案内を横目に見ながら「不安げに颯爽と」駅に向かう。
駅についた。
切符の自動販売機には、やはりニホンジンだけがたむろって、切符の買い方にあくせくしていた。
サルには聞く恥などない。後ろにいたイギリスのオバチャンに聞いた。
しかし!!!切符が2枚出てきた!!(T-T)オバチャン、どーしてくれる!
でも、サルは知ったような顔をして、その場を去り、チケットオフィスを見つけ駆け込んだ。
「なんで切符が2枚もあるの!? まさか往復切符買っちゃった!?」と聞くと、
駅員さん曰く「よう見んかい! こっちはレシートじゃ!」と一掃された。
確かによく見ると、1枚は切符だが、もう1枚はレシートだった。。。(恥)
ホッとして駅のホームに立つ。
見てのとおり、殺風景なホームだ。日本の地下鉄と何ら変わりない。
イギリスも日本と変わらないのか、このときサルはその程度にしか考えていなかった。
列車が終点パディントン (Paddington) に着いた。
ここで地下鉄 (tube) に乗り換えである。
標識に従い、歩いていくとパディントン駅の全貌が見えてきた!
で、でかい!!!(@@;) なんか映画に出てきそうなシーンじゃん!
サルはビビった。 そして、その一方で今回の旅が非常に楽しくなりそうだと確信した♪
しかし、意気揚揚としていたサルに1つの困難が待ち受けていた!
パディントンで地下鉄に乗り換えるため、切符を買おうとした。
しかし、日本の自動販売機と様子が違う。
日本では販売機の上に路線図があり、それぞれの駅に料金が表示されている。
しかし、ここにはそんなものはない。
迷うこと15分。 ようやく料金がゾーン別になっていることに気づく。
(ロンドンに滞在する予定のなかったサルは、地下鉄の情報をガイドブックで予習していなかった
後で気づいたことだが、ロンドンの中心地はたいていゾーン1 (Zone 1) で、1.50 ポンドであった)
やっとの思いで切符を買った。
地下鉄に乗る。
この風景は、大阪で乗りなれた地下鉄とそんなにかわらない。
キングスクロスストリート (King's Cross St.) 駅についた。
ガイドブックで読んだとおり、確かに駅には大きな掲示板があった。
まるで空港の離発着を表示するがごとく、ダイヤが変わるごとにカシャカシャカシャと音を立てて表示が変わっていく。
利用客はその変化を各自で確かめて列車に乗り込む。
なんかこの辺が、日本の駅事情と異なっており、サルはたいそう満足げだった♪
(もうこのころから頭の中には朝日放送系「世界の車窓から」
のテーマソングが頭の中で流れ始めていた♪〜)
ホームで列車に乗る前に友人スーザン (Dr. Susan Appleyard) に電話した。
初めてかける公衆電話。 サルは少し緊張した。
「ハロ〜」スーザンが出た。 その声は5年前と変わっていなかった!
「今から電車に乗るので宜しく♪」サルはタドタドシイ英語でそう伝えると列車に乗った。
平日の夕方の列車ということもあって、社内は通勤客でいっぱいだった。
日本ではイマドキの高校生ぐらいしかしない行為だが、
イギリスでは背広を着たサラリーマンも平気で床にしゃがみこんで新聞を読んでいた。
これまた文化の違いか!? サルは嬉しくて頭の中で流れていた曲がボリュームアップした!
途中から車内に空きができ、座れるようになった。
しかし、車内にアジア系の顔はいない。
皆が黄色いサルを見つめていた。
見られるのが好きなサルはとってもご満悦♪
日本と同じ小さな島国であるにも関わらず、車窓からの風景は全く異なっていた。
イギリス南部は山がないらしく、見渡す限り草原だった♪
列車で揺られること1時間、ケンブリッヂ (Cambridge) に着いた。
ロンドンとは一転し、のんびりとした駅舎だった。
ホームを歩きながら、スーザンはどんな感じになったろうか?と考えた。
髪は長くなったか? もしかして太った? シワも増えたかなぁ。。
そうこうするうちに改札まで来ると、目の前に5年前と何もかわっていないスーザンがいた!
ホンマに変わってへんなぁ。。お互いにそう感じた。
彼女の車でホテルへ向かう。
アルンデルハウスホテル (Arundel House Hotel) 到着!
とってもキュート!(ちなみに前に停まってる青い車がスーザンの車)
サルは最上階の部屋に泊めてもらう事に♪
部屋からの眺めも最高♪
ルンルンのサルは、時差ぼけも忘れてスーザンとパブへ♪
ちなみにこのとき夕方7時(日本時間:翌朝6時)
サル最大の失敗!
カメラを忘れた!!! ニホンジンならカメラはどこでも必携なのに!!! クヤシー!
せっかく紹介してもらったスーザンのお友達(男子四人・女子2人)も、
しゃれたパブの雰囲気も記録に残せず。
サル、一生の不覚!!!
無念のサル。。。ここで時差ぼけが襲い、急に眠くなる。。。
(このとき午後10時:日本は翌日午前9時 → 成田を発って26時間寝てない)
もっと楽しみたかったけど、ここでホテルに帰って寝ることに。。。
夜の10時というのに空が明るい。
飲みながら感じていたことだが、ここは日が沈むのが遅い。
ビールを飲んでても、まだ外が明るいとなんとなく申し訳なく感じるが、
時計を見るともう夜の9時だったりする。
帰り道、花火が上がっているのに気づいた。
今日はケンブリッヂ大学 (University of Cambridge) の卒業式だったらしい。
どうりで道には着飾った男女が多いと思った。
部屋からもその花火が見えた。
もっと見ていたいと思ったが、ベッドに横になるとすぐ眠りについた。。。
(続きはまた今度♪)