主催 | |
共催 |
「複雑系の科学」富士通寄付講座 |
日程 |
2002年11月23日(土) 10:30 - 18:15 |
場所 |
学術総合センタービル 2階一橋記念講堂 |
参加費 |
無料 |
写真 |
知識科学研究科は、来る知識社会において活躍する企業人・研究者の養成を目指す「未来指向型科学」研究科として1998年に活動を開始し、今年5年目を迎えております。知識科学を標榜した研究科としては世界初の試みであり、経営学、情報学、複雑系科学などの分野から集まった気鋭のスタッフが一丸となり、荒野に道を拓く意気込みで教育・研究に取り組んで来ました。そのモットーは、教育においては、「経営の分かるエンジニア、技術の分かるマネージャーなどの知識パイオニア、知識プロデューサの輩出」であり、研究においては、「知識社会のための科学の樹立と世界発信」であります。これまでに約200人の修士卒業生を社会に送りだし、昨年には初めての博士号取得者を出しました。また、知識科学らしい異分野融合型の新しい研究の成果も出てきております。
今年度はいよいよ完成年度を迎えました。これを機に何回かのシンポジウムを 開催し、私どもの成果を公開し、皆様からのご意見をいただくことにいたしま した。今回は第3回目に当たり、『複雑系とバイオインフォマティクスにおけ る知識研究』という開催テーマで、複雑系とカオスの観点から脳の理論を構築 している北海道大学の津田一郎 先生に、複雑系の考えをベースにした知識の動的な見方について、また、元ファ イザー製薬(株)の研究開発部長で現在は東京工業大学でゲノム創薬の研究を リードする石川智久 先生に、生物情報を知識として有効活用していくゲノム創薬と企業戦略に ついて御講演頂きます。これらの研究はともに、次世代の社会にとって重要な ものであり、このシンポジウムを機に知識科学としてさらなる進展を求めて行 かなくてはなりません。 もとより知識科学の樹立は私どもだけで出来るものではありません。このシンポジウムが、企業、官公庁、大学の同志が集う場になり、学生諸君の新分野への挑戦の意欲を掻き立てる場になればと考えています。
ぜひ多数の方々のご参加をたまわりますようお願いいたします。
10:00-10:30
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受付 |
10:30-11:00
| 知識科学研究科の紹介 |
11:00-12:00
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知識科学としての言語進化研究 |
12:00-13:00
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複雑系脳理論から動的知識科学へ |
津田 一郎 (北海道大学・理学研究科 ) | |
13:00-15:00
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ランチブレイク&ポスターセッション |
15:00-16:00
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バイオインフォマティクスとグリッドコンピューティング |
16:00-16:15
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コーヒーブレイク |
16:15-17:15
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ゲノム創薬の企業戦略とバイオインフォマティクス |
17:15-18:15
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遺伝子知識スパイラル:ポストゲノム時代のバイオインフォマティクス |
ポスターセッション
2階中会議場におきまして、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科の全研究室によるポスターセッションを開催します。知識科学研究科の全てを短時間で一望することができます。是非御立ち寄り下さい。