Last update September 7, 2006 |
Technical Report #215 |
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Games and Arts
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H. Iida
Abstract. 本稿は,「ゲーム情報学の新しいかたち」と題しておこなわれたシンポジウムでの招待講演の要旨である。競技としてのゲームが芸術としてのゲームに変遷するさまを論じる。ゲームの競技性と芸術性の調和こそが従来のゲーム情報学のかたちであったと概観する。ゲームの進化論的変遷はスキルとチャンスの調和による遊戯性の向上であり,ゲームに付随する決定論的要素と非決定論的要素の調和的融合の軌跡である。今後,競技性重視から芸術性重視への移行を新しいかたちとして受容するならば,初期状態や終端状態を除いたゲーム,すなわち,状態遷移鑑賞としてのゲームが主流になると予測する。芸術とゲームの同化のプロセスとも言えるだろう。 This paper was
presented at the Symposium on September 5, 2006, FIT2006, |
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