Last Updated 2002,6/19
*************************************************** 平成12年3月修了生国谷卓司 (現 東芝 )さんからのアドバイス ********************************************** 1、自分で考えて行動する姿勢を養うこと社会に入ると、いきなり現場で仕事を任されます。 そんなときに、消極的で言われたことしかできないと成長もしませんし、まったく周りの信頼を得られなくなります。 学生時代のように、先生や先輩方が親切に教えてくれることはありません。 社会人なんだから、この部署にいるんだから知っていて当然と周りは考えているものです。 自分で考え行動すること、当たり前のようなこのことが社会人になると大事になります。 2、いろいろと経験すること 学生時代トラブルや実験結果が出ずにいろいろ苦労しました。 しかし、その経験は会社に入ると重要になります。今、実際に半導体産業に身を投じていると学生時代の経験があったために助かることは非常に多いです。 3、自分の研究だけにとらわれないこと 学生時代の研究がそのまま会社でできるということは、100%不可能です。ただし、何がしかの関係はあると思いますが。意外なのが、実際に会社に入ると同じ研究室の人がやっていた研究に近いことに出くわします。 私も今になって、「これって何?」とか聞いています。自分の研究は深く追求しなければならないけど、周りの研究にも興味をもっていると会社に入ってから大きい財産になります。 |
平成12年3月修了生 山下 幸司 (現 東京エレクトロン(株))さんからのアドバイス ********************************************** こんにちは、堀田研5期生の山下幸司です。2001年の春で社会人2年目を迎えました。新入生へのアドバ イスということで、簡単にコメントしたいと思います。 ○やるといったらやる! ○今すぐにやる! ○これをやる! |
堀井 貞義 (現(株)日立国際電気 )さんからのアドバイス ******************************************************** 新入生の皆様、こんにちは、堀田研、平成13年9月博士後期課程修了の堀井です。 私は、昭和62年に国際電気(株)に入社し、ソフトウェアエンジニアとして しばらく仕事をしており、平成8年10月に北陸先端大材料科学研究科に 企業派遣生として入学したという、変わった経歴を持っているものです。 現在は、同社の半導体装置システム研究所の主任研究員として、半導 体プロセス技術といった観点から、半導体製造装置の要素技術を研究 している部隊の取りまとめ(要するに中間管理職)をしております。 ということで、他の修了生とは異なった、企業人として経験した堀田研、 そして現在の管理職からみた要求される大学院研究室について述べる ことで、皆様へのアドバイスとさせていただきたいと思います。 まず、企業人として経験した堀田研での経験ですが、堀田研の学生さん
は、純粋に、まじめに研究に取り組んでいました。時間管理は厳しく、真
剣に問題に対して考え、自分に妥協せずに解決しようという姿勢が見ら
れました。これは、現代の風潮から考えますと、他の研究室には見られ
ない、奇異な現象であったように思われます。その原因は、「堀田研は
厳しい」といううわさが流れ、それでも入ろうという、マゾっ気のある人材
が集まったのか、堀田先生に調教されたのか、とも思われますが、堀田
研に入ったら間違いなくあなたもそうなるでしょう。 次に、企業の管理職として大学院をみた場合について述べたいと思いま
す。企業が新人を採用する場合は、各々の部署が必要と思われる専門
分野と人数を指定して、要求を出し、それをトータルして新年度の募集要
項が決まるのですが、配属されてくる新人は、当然その分野の専門知識
を十分に知り尽くし、大学院生であれば、課題に関する目的を教えれば、
自分でその技術背景を調査し、学んできた技術力を生かし、結果をだせ
る人材であることが期待されております。 以上のように、簡単に企業人、管理職から見た大学院観を述べさせてもらっ
たわけで、皆さんの参考になったかどうかわかりませんが、有意義な、後悔
しない大学院生活を送ってください。 |