荻野雅之(凸版印刷株式会社)

私は藤本研究室の1期生として立ち上げから博士前期課程・後期課程の研究生活ということで本当に多くのことを5年間の学生生活の間に学ばせていただきました。そんな学生生活を過ごした藤本研究室のお勧めポイントは書ききれない程たくさんありますが、一言で言うならば素晴らしい指導と多くの実験機器に囲まれた研究環境ではないかと思っています。もともと分野外であった私に有機合成から生物化学実験まで丁寧に指導をいただけました。実験というものはうまくいかないことが多いわけですが、藤本先生には親身になって励ましていただき、御蔭様で博士学位を取得することができました。Angewandte誌に掲載が決まった時に苦労した分だけ大いに喜んだものですが、これも今となってみれば懐かしい思い出です。生活面でも、それまで関東を出たことがなかった私だけに、石川県で自立しながら、好きな研究に没頭できたことは、現在の私を支えてくれる良い経験だったと思っています。また藤本先生が共同研究されていた縁で企業研究という形ではありますが現在も遺伝子に関する研究を続けることができており、充実した毎日を送っております。

最後に進学を考えている学生さんへのメッセージですが、藤本研究室の研究環境と教育は間違いなく素晴らしく、実りも多いものになるはずです。チャレンジしてください。

2007年博士後期課程卒業
荻野雅之
(凸版印刷株式会社 事業開発・研究本部 総合研究所 事業開発研究所 医療解析システム)