まずはJAISTの基本をおさえよう!
個人の意見には古い発言も混じっています。現在とは若干のズレがあるこ ともあるので、ご注意下さい。
建 前は、ここからいくらでも読めるので、ここでは、建前の行間を読み、真 実のJAISTの姿を見抜く事に力を養いましょう。
JAISTは、Japan Advanced Institute of Science and Technology,HOKURIKU の略称で、北陸先端科学技術大学院大学という石川県辰口町にある国立の大学 院大学です。普通の大学の学部に当たるものがなく、大学院しかありません。 たぶん、今年で創立10年目の新しい大学です。もっと詳しいことが知りたい方 は、とりあえず学生課より大学案内を取り寄せてみることをお勧めします。
「ジャイスト」と読む人がほとんどですが、たまに「ジェイスト」と読む
人もいます。でも、ジャイバス(JAISTと鶴来駅をつなぐバスのこと)、ジャイ
食(JAISTの学食のこと)という言葉もあるので、「ジャイスト」が一般的かと
思います。
なお、辰口周辺では、今は「大学院」で通じますが、それ以外の地域になると、
「北陸先端大」とでも言わないと通じません。たまに、それでもわからない人
もいます。紛らわしい事に、石川県には「北陸大学」と「北陸学院大学」があ
るので、JR金沢駅あたりからタクシーで来る場合は気をつけないと、とんでも
ないところに連れていかれてしまうかも。(北陸大学や北陸学院大はJAISTと
30km以上離れています。)たぶん「辰口にある大学」ぐらいだとなんとかわかっ
てもらえると思いますけど。
とにかく絶対に「ジャイスト」では通じません。タクシーに乗ってJAISTに来
ようと思っても「ジャイスト」ではダメですよ。せめて「先端大」と言いましょ
う。
情報科学研究科と材料科学研究科と知識科学研究科の3つの研究科があり ます。情報科学研究科は一般的な計算機科学を、材料科学研究科は物理・化学・ 生物など物質の研究を、知識化学研究科は以上の2つの研究科とは異なるベク トルを目指した研究を行なっています。詳しくは以下の説明からはってあるリ ンクをたどってください。
情報科学研究科 には情報処理学専攻と情報システム学専攻の2つの専攻がありますが、こ れは配属される研究室によって決まるだけのもので、それほど重要な区分では ありません。
材料科学研究科に は物性科学専攻と機能科学専攻の2つの専攻があります。でも、専攻は情報科 学と同じで、単なる分類程度の意味あいしかありません。大まかには、物理、 化学、生物の3つに分けられるようですが、詳細はそれぞれの講座を見ていく 方が良いでしょう。
知識科学研究科は、 平成10年度より本格的に始動した新しい研究科です。専攻は一応、知識社会シ ステム学専攻と知識システム基礎学専攻の2つがありますが、これも分類以上 の意味は持ちません。知識はだいたい社会科学、情報、その他の3系統と思っ て良さそうです。
公然の秘密基地とでも言っておきましょうか。ま、いろいろ言われてます けど・・。べつにそんな怪しいところではないと思うのですが、他にも「北陸 の不撚物処理場」とか「爺捨て山」とか「ラピュタ」とか「奇術大学」って、 をいをい(^^;) というのも、昔発行された昭文社の地図で、「北陸先端科学奇 術大学」と誤植されたものがあるんですよね。
私は知らなかったんですが、NAISTさんは否定しているので、「違います」
というのが公式見解のようです。ただ、名前とどちらもすごい場所に建ってい
るという点はひじょうによく似ています。ところで、うちは本当はJAISTだけ
じゃなくて、「JAIST,HOKURIKU」だという話もあります。それらかNAISTのAは
Advancedでなくて、奈良(NAra)のAです。
ちなみにNAIST FAQは
こ
ことここ
ね。
ありません。むかーし、昔、fj.announce (fj.jokesだったかも!?)で募集し たような気がするのですが、どうなったかは不明です。もしかしたら、触れて はいけない過去なのかもしれません。
学生課の電話番号は0761-51-1955。受付時間は平日 9時〜17時までですが、
時間外でも結構電気が煌煌(こうこう)とついてますから、用があればいつでも
電話してみるといいんじゃないでしょうか。
ちなみに学生課のE-Mailアドレスはgakusei@jaist.ac.jpです。近年、劇的に
職員のmail環境(と対応)が改善されていますので、すぐに返事があるはずです。
1日待って返事がなければ、遠慮することはありません、催促してみましょう。
余談ですが、JAISTでは各種連絡等もE-Mailが使われており、我々も直接学生
課に行くのは書類を出しに行く時ぐらいです。(でも、学費の督促だけは
E-Mailではこないんですよねぇ。だからってこともないですけど、私は毎年滞
納者リストに載っていたりします。)
たぶん、いろいろ教えてくれます。
ま、一般論ですが、状況によって対応はずいぶん変わります。時間的に余裕が
ある時には、わかる範囲でさまざまなことを教えてくれます。過去には天気予
報まで聞いた人もいます。
特にありません。
とりあえず言えることは、ML自体は学生が勝手(に近い状態)で運営しているの
で、学生課がその情報を完全に保証しているわけではありません。(たまに
E-Mailなどで「ここ修正して下さい...」といった申し出がある程度)ですから、
このMLで流れるものは、ところどころ、あやふやだったり、不完全な情報を含
んでいます。それを頭において下さい。確定した情報が欲しい方は学生課まで
直接電話等で問い合わせてもらった方がいいと思います。
以下の数字は大学案内からの抜粋です。
学生、社会人の博士前期課程(修士)の入学状況は次の通り。( )内は企業内推
薦の比率です。
情報科学研究科 材料科学研究科 知識科学研究科 総数 学生 社会人 総数 学生 社会人 総数 学生 社会人 平成4年度 106人 65% 35%(43%) -- -- -- -- -- -- 平成5年度 102人 76% 24%(40%) 125人 70% 30%(16%) -- -- -- 平成6年度 127人 76% 24%(39%) 138人 93% 7%(22%) -- -- -- 平成7年度 126人 84% 16%(35%) 128人 95% 5%(14%) -- -- -- 平成8年度 121人 77% 23%(21%) 120人 96% 4%(20%) -- -- -- 平成9年度 116人 78% 22%(12%) 127人 86% 14%(17%) -- -- -- 平成10年度 129人 87% 13%(24%) 110人 88% 12%(15%) 103人 62% 38%(33%) 平成11年度 129人 87% 13%( 3%) 106人 87% 13%( 2%) 107人 60% 40%(12%)学生、社会人の博士後期課程(博士)の入学状況は次の通り
情報科学研究科 材料科学研究科 知識科学研究科 総数 学生 社会人 総数 学生 社会人 総数 学生 社会人 平成8年度 30人 63% 37%(27%) 25人 88% 12%(33%) -- -- -- 平成9年度 14人 79% 21%( 0%) 18人 72% 28%( 0%) -- -- -- 平成10年度 19人 79% 21%( 0%) 18人 89% 11%(50%) -- -- -- 平成11年度 19人 79% 21%( 0%) 24人 79% 21%( 8%) -- -- --文理系比率は次の通り。なお、これは博士前期課程(修士)のものです。後期課 程のデータは省略。(それぞれの項目の意味は、理1:情報、電気、電子系、理 2:理1以外の理系、理3:材料系、理4:材料以外の理系、文:文系、他:よくわか らない)
情報科学研究科 材料科学研究科 知識科学研究科 総数 理1 理2 文 総数 理3 理4 文 総数 理 文 他 平成4年度 106人 57% 28% 15% -- -- -- -- -- -- -- -- 平成5年度 102人 61% 27% 12% 125人 69% 30% 1% -- -- -- -- 平成6年度 127人 57% 37% 6% 138人 86% 14% 0% -- -- -- -- 平成7年度 127人 49% 45% 6% 128人 88% 11% 1% -- -- -- -- 平成8年度 121人 40% 49% 11% 120人 88% 12% 0% -- -- -- -- 平成9年度 116人 47% 44% 9% 127人 93% 6% 1% -- -- -- -- 平成10年度 129人 52% 39% 9% 110人 83% 17% 0% 103人 58% 31% 11% 平成11年度 129人 51% 40% 9% 106人 83% 17% 0% 107人 64% 36% --JAISTの入学者での女性の占める割合は、たしか
情報科学研究科 材料科学研究科 知識科学研究科 平成4年度 11(?) -- -- 平成5年度 8(うち留学生1) 5 -- 平成6年度 5 7 -- 平成7年度 12 10 -- 平成8年度 8 11 -- 平成9年度 7 11 -- 平成10年度 7 10 11のはずです。
2(or 5)年間の生活費+授業料+αを考えなければいけません。
結構予想外の出費というのがあります。例えば、地方税は昨年の収入を元に算
出されます。ということは、こっちに来て無収入であろうがなかろうが取られ
るものは取られます。健康保険は国保に入った方がいいかも知れません。1年
目は現在の勤め先より高いかもしれませんが2年目以降は(無収入なら)タダ同
然になります。
やはり、金の切れ目が縁の切れ目(と言ったかは定かではありませんが)、お金
がなくて退学していった方もいるそうです。
1994年当時、情報.堀口研.林さん曰く
「理系の大学からおいでなのでしたら、まあ同程度かそれ以上、環境は整備 されているではないかと思われますが...私も大学は理系でしたが、特に 不便を感じたことはありません。」男と女の差というとトイレの数なんかがあると思うのですが、基本的に男性ト イレのある所には女性トイレがあります。つまり、同じ数だけあるわけです。 男の方がスループットが多いことは確かでしょうけど、それは人間の構造に起 因する問題でしょう。
授業料は今年度の場合、博士前期課程が年間469,200円、入学金は275,000
円で、博士後期課程が年間447,600円、入学金は275,000円です。
授業料は、前期・後期の分納と年間一括払いの2通りから選べます。
ちなみに、平成4年度入学での半年分は187,800円、平成5、6年度入学での半年
分は205,800円、平成8年度入学者分は223,800円です。なお、授業料の値上げ
はJAISTに限ったことではなく、国立大学一般の話です。さらに、来年あたり
から、スライド制とかいうのに移行して、毎年学費がちょりっとずつ上がるら
しいです。これも国立大学一般の話です。
経済的な理由などによる授業料免除制度、入学料免除制度があります。か
なり条件は厳しいのですが、免除されている人はいます。
次に奨学金ですが、日本育英会の奨学金は、博士前期課程は月額78,000円、後
期課程は109,000です。去年の奨学金貸与率は前期課程で37%、後期課程で77%
ですから、他の大学院と比べてもかなりの高率といえるでしょう。後期課程だ
と希望者にはだいたいあたると思います。また有利子(3%)での奨学金貸与もあ
ります。
その他、地元辰口や企業からの奨学金制度があります。
奨学金に関しては、今後、可能な限り枠の拡大をはかっていくと聞いています。
また、文部省の方針として、博士課程の奨学金貸与枠を7割まで高めるという
話もあります。
これ以外にも、北陸先端大学院大学支援財団より学生研究所奨励金があり、平
成6年度は総額500万円が15名に支給されています。
あと後期課程の人が対象になると思いますが、日本学術振興会特別研究員研究
奨励金(通称: 学振)というのもあります。年間数人ですが、これになったらバ
イトなんてしなくてもすみますよ。
前年度の収支と成績により決定します。しかし、最近は収支の方はあまり
参考にされないという話です。ですから、車を持っていることは不利にはなら
ないそうです。
成績ですが、面接の時の成績、学部の時の成績を参考にするそうです。希望者
について公平に判断する必要がありますから、当然前者の比重が高くなるでしょ
う。
ドクターの奨学金はマスターの時の成績だそうです。以前は育英会ならだいた
いもらえたのですが、今年あたりはちょっと厳しくなって申請者の約半分ぐら
いがもらっているそうです。
受け取れます。学部の奨学金とは関係ありません。ただし、修士課程での
奨学金を受けとったことがある場合は、その期間分だけ対象外となるので受け
とれません。
学部の時に育英会からもらっている人は進学届を出すと、返済期間が延期され
ます。詳しくは日本育英会の手帳を見て下さい。
平成10年度の大学案内によれば
平成9年度博士前期課程修了者の進路状況 博士後期課程進学 就職 復職 その他 情報科学研究科 18名 86名 6名 4名 材料科学研究科 24名 81名 1名 8名となっています。「その他」も気になるし、それより合計数と入学者数があわ ないのはもっと気になりますねぇ。(理由は内緒。でも、このFAQを隅から隅ま で読んでいればわかるでしょ。)詳しい就職先は大学案内を取り寄せてからの お楽しみということにしましょう。でも、どこも就職戦線は厳しいことに変わ りはありません。
学生課入試係(nyushi@jaist.ac.jp、電話なら0761-51-1995)へ連絡すれば、 先生への電話番号、E-mailアドレスを教えてもらえます。それを元に個別に先 生の方へ連絡してみて下さい。大抵の先生はE-Mailを日常的に利用しています。 但し、誰もがそうとは限りません。
個人でアポをとって訪問するのは構わないと思いますが、博士課程前期に入
学予定なら、特に入学を意識して訪問しなくてもいいと思います。
もし、情報や材料に入学を希望されている場合には、入学と同時に研究室に配
属されるのではなく、まず学生番号順でどこかの研究室に仮配属となり、夏休
み以降に本配属となります。例えば情報の場合、本配属の前の5月に、希望す
る研究室を訪問して色々お話をすることになっています。というわけですから、
研究室を訪問するのは入学後でもよろしいんじゃないでしょうか? 知識の場合
はスケジュール的にかなり早く入学直後に研究室訪問となりますが、それでも
入学者全員に公平に機会が与えられるので、事前活動がどれほど有効かは少々
疑問です。残念ながら講座に配属される人数は上限が決まっているので、どん
なに頑張っても、希望しても、必ずしも希望講座に配属されるとは限らないの
は確かです。
但し、博士後期課程入学を予定されている方は、早めに希望教官と連絡を とって下さい。後期課程では配属の決め方が前期課程と違いますので、上述の 話はあてはまりません。ご注意下さい。
それから、勝手に見学しよう、と思うのは止めませんが、土日祝祭日は鍵 がかかっており、学生証を持っていない人は入れませんので、あしからず。
あります。
http://www.jaist.ac.jp/です。
百聞は一見にしかずです。アクセスできる方は是非どうぞ。
一応、法律で決まっている祝祭日です。それらの日と土曜日は学生課などは
機能していません。
ただ、研究は24時間、年中無休でできます。学生証を持っていて、暗証番号
さえ忘れなければ、学生と教職員は自由に出入りできます。ですから、「時間
がなくてレポートができない。」なんて言いわけが難しいわけです (^^;)
でも、突然の停電の時は、たとえ平日でもお休みです。私は二回しか経験が ないけど。
1994年当時、情報.佐藤さん曰く
「大雑把な言い方をすれば、クラブとかの先輩・後輩の間柄のようなものじゃ ないでしょうか。 この辺の話は人によって違うと思いますが、私が去年いた研究室や、友 人のいる研究室を見てきた限り、非常に面倒見がいい人とか全く相手にし てくれない人とかいろいろです。 実際に研究室に入ってみないとわからないですが、入る前からそれほど 不安に思わなくてもいいでしょう。」1994年当時、情報.堀口研.林さん曰く
「まだ情報はD1まで、材料はM2までしか学生がいないので、例えば研究はこ の時期にこの程度までできているのが標準である、というようなことは、 今作っている段階といえます。あと10年もしたら、それなりに落ちつくで しょうが、それまでの間は、色々な状況(その年度の研究室配属の時期、 研究室の同期の顔ぶれの雰囲気、その人のやる気など)によって左右され ることが多いと思います。」