研究室の運営方針(石川本校の学生向け)
研究を始めるのに必要な知識・能力
研究室のゼミでは,各メンバーが英語の学術論文を2週間に1本のペースで読み込んで紹介します.英語力だけでなく学術論文の内容を理解し論理的かつ正確に説明できる能力が必要となります.また,サービスのための気づきプラットフォームの研究を行う場合は,ある程度のソフトウェア開発・Webサーバー管理の知識が必要です.
この研究で身につく能力
革新的製品・サービスシステムのデザインと研究開発マネジメントを実践できるイノベータになるための知的基盤が身につきます.現在は,与えられた問題をうまく解く能力(与えられた要求仕様を満たすシステムを与えられた期間とコストで開発する能力)に加え,潜在的な課題やニーズを明らかにし,新しいシステムをデザインする能力が求められます.本研究室での研究活動を通じて,イノベーションやサービスをデザインする能力を鍛えることができます.企業経験の長い教員や社会人学生と共に具体的な事例を通じて培った知識や能力は,企業に入ってから様々な場面で生かすことができると確信しています.
就職先企業・職種
システムソリューションエンジニア,サービスデザイナー,コンサルタント
研究室の指導方針
技術経営やサービスデザインの重要かつ興味深い課題に対して,企業の具体的な事例研究,アクションリサーチ,および実験室実験を通じて研究を進めていきます.ゼミは週2回のペースで開催し,研究報告,英文学術論文紹介,日本語の話題の本の紹介を持ち回りで行います.2週間に1回の英文学術論文紹介はハードですが論理的思考力を養うために有効であり,これを在学期間継続することで知的体力が付きます.また,JAIST技術・サービス経営コース(東京サテライト)の社会人学生とも積極的に交流する場を設けており,実社会の課題やニーズを肌で感じられることも本研究室の大きな魅力の1つです.