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内平研究室における副テーマ研究の進め方
テーマ
下記の内容に関するテーマであれば副テーマとして受け入れ可能です。
主テーマと副テーマの関係
JAISTの副テーマ研究は、学生さんの研究対象や研究手法を広げることが本来の主旨です。
その主旨に基づけば、主テーマと副テーマが、対象も手法もまったく異なることが理想的です。
理想的ではありませんが、主テーマ研究と副テーマ研究でシナジーを持たせたいという学生さんの要望もあります。
内平研究室では、副テーマ研究は主テーマ研究を補強するものであるのはかまわないが、
もし主テーマ研究の修士論文から副テーマ研究の部分を除くと修士論文が成り立たなくなるなら、
それは主テーマ研究そのものであり、副テーマ研究としては認められない、と説明しています。
例えば、主テーマ研究のメインの事例調査を副テーマで行うというのはNGです。
一方,主テーマで道具として使用する手法(例:データマイニング,人工知能)を副テーマで
深く調査し,独自に分析・考察するのはOKです.
副テーマの事務手続き、期間と成果物
事務手続き
下記を参照してください。副テーマ研究題目届を教務係に出すのを忘れないでください。
http://www.jaist.ac.jp/education/courses/minor.html
期間
博士前期課程は実働2か月間程度、博士後期課程は実働4か月程度を目安としてお考え下さい。
実働とは、講義や仕事と並行しつつも毎日熱心に取り組んだ場合です。
忙しくて実働がない場合は、期間は延びることになります。
副テーマ成果物
博士前期課程は20ページ以上、博士後期課程は30ページ以上になることが多いです。
もちろん、内容が濃ければページ数にこだわるわけではありませんが、内平研究室の
テーマは丁寧に書くとそこそこのページ数になると思います。エッセンスだけを書いた
学会の予稿集の原稿(例:2ページ~6ページ)では、副テーマレポートとしては
不十分です。学会の予稿原稿を執筆する際に省略した情報を丁寧に記載いただければ、
内容が濃い研究ならばページ数は増えざるをえないと考えます。もちろん、数学の
論文では1ページでも立派な論文もありますので、例外はあるとは思います。
副テーマも、主テーマと同様に学会での口頭発表をご検討ください。
特に、博士後期課程の副テーマは、学会での口頭発表ができるレベルになって
いる必要があると考えていますし、推奨しています。
東京社会人コースの場合の進め方
- Step0: 副テーマの受け入れ可能かどうかの相談(メールまたは面談)
- Step1: 研究計画書(案)をベースに研究計画の相談(面談)
- Step2: 進捗報告(メール)
- Step3: 報告書第一版ができた段階でフィードバック(面談)
- Step4: 最終報告報告書の提出(メール)
- Step5: 受理・評価
- Step6: 共創ゼミ(公開枠)で発表(オプション)
提出された副テーマ論文の共有の扱い
後輩の副テーマ作成時の参考のために,
提出・受理された副テーマの最終版は,
副テーマの冒頭に「【非公開・取り扱い注意】開示範囲:内平研究室関係者限定」
というクレジットを付加し,原則内平研究室では共有とします.
機密上の差しさわりのある場合には研究室内非共有としますが,
研究室内で共有できない機密情報を含む副テーマはなるべく避けて欲しいと思います.
副テーマ論文の参考テンプレート
参考までに副テーマ論文のテンプレートを示します.
これは修士論文のテンプレートと同じです.
あくまでも参考ですので,副テーマの内容によって様々なバリエーションがあると思います.
副テーマ論文テンプレート
これまで内平研究室に提出された副テーマの例
- グローバルIT企業の成長を支える好循環メカニズム
—システム思考による構造分析 —
- IoTの先進的サービスの類型化に関する研究
- IT Offshoringにおける知識移転に関する調査研究
- 製品アーキテクチャの視点によるサービスアーキテクチャの考察
- 社会インフラ企業のメンテナンス業務比較と考察
- 機能別組織の他律受容の視点でのプロジェクト円滑化
―S社のマトリックス型組織における事例―
- 帰任者はなぜ会社を辞めるのか?
戦略的グローバル人材育成と人材維持の枠組みの提案
- 石油精製業の国内事業戦略に関する提案
- A読書会における参加者の活動継続に関する事例研究
問い合わせ先:内平直志 uchihira@jaist.ac.jp