担当: 趙 巧
日時: 02/01(木) 13:00
場所: 橋本研究室お茶スペース
内容: 原子力発電施設職員の世代継承性を向上するためのプログラム開発
 
概要:加速する情報化社会では,情報や知識あるいは技術の陳腐化が起こりやすい,持つ知識の価値が減っていく.そういうことは,松田(2008)によると,自信欠如や無力感が出てき,自己効力感が低くなる.,末田(2008)が,他人に知識を教えることにより,個人に及ぼす心理的効果―価値の確認­­­­­­­­­­­­をもたらすことができると指摘がある.この教える行動は,精神分析家のErikson(1989)提唱した「世代継承性」と対応している.「世代継承性」とは,次世代に関心を持ち,関与することを意味し,子育てのみならず組織や社会そのものを育成することも含まれる概念である.「世代継承性」が達成されなければ自分のことにしか関心を示さない「停滞性」に陥るとされている(岡本 2014).このような状態に陥ると人間関係は貧困になり,他者に積極的に関与しようとしなくなるという(西山 2010).組織にとって,組織固有のノウハウや知識は組織内の各個人が保持しているにとどまり,組織的な活用が図られてこない(藤田ら,2007)
そこで本研究は,停滞性を解消し,世代継承性を高めるための組織的プログラムを開発し,その効果を検証することを目的とする.開発するプログラムは,福井県敦賀市にある原子炉廃止措置研究開発センター「ふげん」の職員を対象として実施する. 
 知識共創フォーラムのアブストラクトの部分が冬合宿の流れと違いますので,それについて改めて説明します.また,プログラムに関して具体的にどうすればいいのかがまだ分からないですが,今度は,参考資料を紹介しながら,皆様と議論して,一緒に考えて行きたいと思っています.

どうぞよろしくお願いいたします. 
 
Speaker: ZHAO Qiao
Date & Hour: 02/01(Thur)13:00
Place: hashimotolab tea meeeting space
title: Development of Program for Improving Generativity of Staffs in Nuclear Power Plant