担当: 大西 翔太 日時: 12/7(木) 15:30- 場所: コラボ2 内容: 修士論文執筆に向けたこれまでの研究の振り返りと、調査指標討と今後の研究計画についての検討 概要: 本研究では地域住民と技術者がITを用いた協働によって地域の課題解決を行う「シビックテック」における技術者と非技術者の協働を促進する仕組みの作成に向けて、 社会調査等を行なっている。 秋以降、実践者へのアンケート調査を行うために必要な「協働に影響する要素を図る指標」を作ることができておらず、 研究が進まない期間が長く続いてしまっていたが、 先日関連論文を調べる中で「集団内関係性認知(内集団実体性認知)」という概念を見つけることができた。 集団内関係性認知は協働の程度を示す概念ではないが、 集団内成員の相互依存や相互作用などといった、 これまで私の研究で「協働」を構成する要素として想定してきたものと酷似したものが要素の中に含まれていること、 また集団効力感やソーシャルキャピタル、 コミュニティ感覚といった様々な概念との関係を示す研究が行われていること、 そしてクラスター分析やパス解析といった様々な分析手法を用いている研究があることなどから、 調査の指標として妥当であると考えられる。 今回のゼミでは調査指標の検討を中心に、 これまでの研究のふりかえりや今後の研究計画についてのディスカッション等も行いたい。 今回のゼミでは先日発見した「集団内関係性認知」という概念を本研究の調査で使うことの妥当性や、 使うにあたり考えなければならないことなどについての議論を中心に行わせていただきたいと思っております。 まだ調査が足りず不安な部分が多く残っているため、 今回のゼミ後すぐにアンケート調査をすることはできないと考えております。 期間が短い中で焦る気持ちもありますが、 今回はゼミを通して、アンケート調査の指標を作る上で今後何を調べ、 何に気をつけなければならないかについて明らかにし、 指標の作成作業に迷いなく入ることを目指します。 また、私が前回のゼミを欠席してしまった関係で皆様に研究についてお話しするのが久しぶりになってしまったため、 ゼミのはじめに簡単にこれまでの研究の流れを振り返りたいと思っております。 よろしくお願いいたします。 Speaker: Shota, Onishi Date&Hour: 12/7(Thur.) 15:30- Place: Collaboration room 2 Title: Review of previous research for writing master's thesis, consideration of survey indicators and future research plan.