担当:藤原正幸 日時:7/20(木) 15:30- 場所:橋本研お茶スペース(BigPad使用のため) 内容:CogSci・ICCN発表練習 概要: 人間は記号を用いたコミュニケーションができ、先行研究では実験記号論の枠組みに二者同時脳波計測を適用した結果、α帯などの抑制が示唆されている。しかしまだどの脳部位間のやりとりが重要であるのかはわかっていない。脳波を用いたコミュニケーションの解析では、脳内もしくは脳間の同期現象を捉えることで二者の協調を捉える試みが進められている。この同期という観点から記号コミュニケーションを捉えることで、電極間の空間的な構造を捉えることができ、記号コミュニケーションにおける重要な認知活動を脳部位間の協調として解析できる。 本研究では、成功・失敗ペアまたは群において位相同期解析を脳波データに適用することで、相手から送られてきた記号を受け取った際の神経同期の活動を捉えた。 結果として、ガンマ帯における長距離の同期が観察され、成功ペアでは課題初期に比べて終期にはそのネットワークが用いられる時間が早まることを示しました。また群で同期解析した結果、他の周波数帯においても同期または脱同期現象が見られました。これらの結果は、記号の意味理解時には、脳部位間のやりとりが効率的になること、記憶や知覚、情報統合などに関連する認知活動の存在を示唆します。 アナウンスを失念しておりまして面目がありません. お茶スペースにて発表練習を行うので、意見などをいただければ幸いです。 Speaker: Masayuki Fujiwara Date&Hour: 7/20(Thu.) 15:30- Place: Hashimoto-lab Ocha space Title: Neural Phase Synchrony on Understanding Meanings of Symbols