担当：外谷 弦太
日時：7/12(水) 15:30-
場所：橋本研お茶スペース？（BigPad使用のため）
内容：CogSci発表練習（Poverty of materials makes recursive combination operation evolvable）
概要：
ヒトは種々の行動において再帰的な組み合わせ操作を使用する．ヒト以外の動物はこの操作をほとんど行わないことから，この操作はヒトが進化した環境においてなんらかの適応的機能を持っていた可能性が高い．これまでに組み合わせ操作の進化的シミュレーションを用いることで，制作の堅牢性や製作物の多様性が要求される環境で，再帰的組み合わせ操作が進化しうることを特定している．今回は、構成要素の種類数と製作物が含む要素の数をパラメータとした組み合わせ空間における，再帰的組み合わせの進化可能性を検討した．結果として，再帰的組み合わせ操作は，構成要素の種類が少ないとき，製作物ごとの要素の数の多い領域で進化した．この結果は，石や骨などの限られた種類の材料を用いて多様なツールを発明していた旧石器時代の状況と対比が可能であると考える．

七月末のCogSci2017でポスター発表を行う予定であり，今回はその予行練習です．
発表練習にはBigPadを使用したいので，橋本研のお茶スペースに集まっていただくのがいいと思います．

Speaker: Genta Toya
Date&Hour: 7/12(Wed.) 15:30-
Place: Hashimoto-lab Ocha space
Title: Poverty of materials makes recursive combination operation evolvable