担当:童格麗 日時:4/27(木)15:30 場所:コラボレーションルーム2 紹介論文:ダウンタウンドル:地域通貨なのか?割引券なのか? 概要: この論文で紹介した地域通貨は、「コミュニティは自分の通貨を開発して、地域の大事なところを維持し、社会と文化の中心を作る」という考えに基づいて作られたものである。インタビューとアンケート調査法を利用して、この事例研究はペンシルベニア州のアルドモル市で実施した仮証券プログラムで発行した地域通貨とダウンタウンドルが、関係の促進や、地域財産の保証、地域に対するプライドを高めることに効力を与えることを報告する。アルドモルでダウンタウンドルを発行したが、結果として、地域の価値増加や、住民たちが地元のショップに愛着を持ち、さらに、地元で生活に愛着を持ったことが証明された。本研究では、地域通貨はこのプログラムを実施したうえでのすべての目標を達成しことを示すものの、最初からより高い目標を設定したら、より高い成果を収めることが期待できると指摘した。 これまでは日本における地域通貨による住民たちの共助意識,地域活性化への影響を中心に文献サーベイをし続けてきたが,最初に地域通貨を利用した海外の研究のなかで,どの側面を重視して,どのような地域通貨を開発して実施したのか,どのような知見が得られたのかを理解することで,それが日本での地域通貨との違いや類似性を考えるきっかけを得たいと考えた.そして、実験の分析に関するところは、自分も不明な点があるので、その点についてまだみんなと議論したい。 書誌情報:Kaplan, N. (2011) 'Downtown Dollars: Community currency or discount coupon?' International Journal of Community Currency Research 15 (A) 69-77ISSN 1325-9547 http://dx.doi.org/10.15133/j.ijccr.2011.007 Speaker:Geli Tong Date & Hour: 4/27 (Thur.) 15:30 Place: collaboration room2 Title: DOWNTOWN DOLLARS: COMMUNITY CURRENCY OR DISCOUNT COUPON?