担当:橋本敬 日時:7/8(金)15:30- 場所:コラボレーションルーム2 紹介論文:Navigating foresight in a sea of expectations: Lessons from the sociology of expectations (期待の海で展望を導く:期待社会学からの教訓) 概要: 期待社会学は,社会において「Expectations(期待)」がどのように形成され, 特に科学技術の発展にどういった役割を果たしているかを研究している. そこでは,期待の言語行為的性質,社会構成的な側面,自己組織化,自己言及, ミクロマクロループなど,複雑系科学の観点からも興味深いと思えるダイナミクスがある. この論文では,期待社会学の研究成果に基づき,より包括的な将来予測であるForesight(展望) について論じている.特に,展望の3つの目的と考えられている,優先度設定,ネットワークづくり, ビジョン構築についてそれぞれ3つの教訓を導く. 橋本は,「予測と社会」という研究プロジェクトに昨年から関わっており,このプロジェクトの 一環で開催される,本論文著者(van Lente)を囲んだ国際ワークショップで, 複雑系科学・構成論的アプローチの視点からコメント講演をする予定になっている. そこで行う講演についても少し議論してもらえたらと思ってます. 書誌情報: Harro van Lente, Navigating foresight in a sea of expectations: Lessons from the sociology of expectations, Technology Analysis & Strategic Management 24(8), 2012, 769–782. http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/09537325.2012.715478 Speaker: Takashi Hashimoto Date&Hour: 8 July (Fri) 15:30- Place: Collaboration room 2 Article to be introduced: "Navigating foresight in a sea of expectations: Lessons from the sociology of expectations"