担当: 外谷 弦太 日時: 5/19(木) 16:00- 場所: コラボ2 内容: 再帰的操作の進化シミュレーション 概要: ヒト以外の動物に観察されず,ヒトに特徴的な能力の一つに,語の再帰的な組み合わせが挙げられる. 再帰的な組み合わせとは,ある二つの入力から一つの集合関係を出力したのち,その集合を再び入力として集合関係を作り出すという操作のことである. この再帰的操作のどのような性質が,人類進化上のどのような問題を解決したのかという問題(再帰的操作の進化的起源)は,言語学の理論と生物学の理論を繋ぐ上で基盤となりうるが,未だ解決に至っていない. 本研究は,比較認知科学・動物行動学・古人類学等の知見から導かれる仮説をもとに計算機シミュレーションを構成し,その結果から再帰的操作の進化シナリオに関して考察・予想を行うものである. ジャーナル論文に向けた内容として構成しますが,初めて聞く人でもわかる説明をふんだんに用いて丁寧に仕上げるつもりです. Speaker: Genta Toya Date&Hour: 5/19(Thu.) 16:00- Place: Collaboration room 2 Title: Evolutionary simulation of recursive manipulation