担当:外谷 弦太 日時:10/29(木) 15:30- 場所:コラボレーションルーム2 紹介論文:"Multi-Agent Simulations of the Evolution of Combinatorial Phonology" 概要: これまで自分は言語進化と関わりがあるとされる再帰的な物体操作に関して,その発生プロセスを明らかにするシミュレーションを行ってきた.現在はその再帰的操作能力がコミュニケーションの中でも現れるか否かを調べるための,新たなシミュレーションを構築している.今回紹介するのは,モデルを作る上で参考にしようと考えているシミュレーション研究の一つである.この論文では言語における発話を音節の連結操作として扱い,エージェントの聴覚能力と発声能力の進化を二次元空間を移動する点の軌跡として表現させ分析を行っている.そしてこの能力が"孤独なミュータント問題"をどのように回避し進化するのかが考察される. 記号レベルではなく言語の表面上の連結性を扱っている論文ですが,シミュレーション研究や音韻論に興味がある人の参考になるかと思うので紹介します. PDFがWEB上からダウンロードできなくなっていたのでproselfに上げます.パスワードは ist です. 書誌情報: Bart de Boer & Willem Zuidema, "Multi-Agent Simulations of the Evolution of Combinatorial Phonology", Adaptive Behavior, volume 18 (2), 141-154, 2010. PDF: Speaker: Toya Genta Date&Hour: 29 OCT. (Thr.) 15:30- Place: Collaboration room 2 Title: "Multi-Agent Simulations of the Evolution of Combinatorial Phonology"