担当:前田聡
日時: 10/15(木) 15:30-
場所: コラボ2
紹介論文:
Systematicity and arbitrariness in novel communication systems
概要:
恣意性と体系性は記号と意味とを対応付けるという特徴を持った、言語の重要な性質
である。しかしこれまでの研究では、それらは独自に研究されてきた。そこで本研究で
はこれらを示す実験を行った。実験は描画コミュニケーションによる新奇表現の伝達す
るという内容である。そして、恣意的な記号が体系的に再利用されるという結果を得た。
本論文では私が興味のある部分。すなわち言語がどのようにして拡張されていくのかと
いうところにも焦点が当てられているように思われる。その手法として相手が知らない
(正確に言えば相手の記憶にあるが目の前にあるわけではない)対象を伝えるという実
験を行っている。果たしてこの研究がコミュニケーションの創発、およびシステムの拡張
という部分を捉えきれているのかを議論したい。

論文: Carrie Ann Theisen, Jon Oberlander & Ssimon Kirby,
 Systematicity and arbitrariness in novel communication systems, Interaction Studies 11;1(2010),14-32
PDF: 
Speaker: Maeda Satoshi
Date&Hour: 15.Oct 15:30-
Place: Collaboration Room2