担当: 外谷 弦太
日時: 4/23(木) 15:30-
場所: コラボ2
内容: 言語の脳遺伝学研究センターキックオフ・シンポジウム参加レポート
概要: 
3/7に首都大学東京で行われた「言語の脳遺伝学研究センターキックオフ・シンポジウム」の参加報告を行う.
今回は自分や研究室メンバーの研究に関係が深いと思った講演を三つ,ピックアップして報告する.
三つの講演はそれぞれ完全に独立したものではなく,言語の進化シナリオに関して共有する部分があるように説明されていた.

・藤田耕司「言語の起源・進化への生物言語学的アプローチ:統語演算能力のルーツを求めて」
 語彙項目同士を結びつける能力はどのようにして生まれたのか,という問題の説明と仮説の提示.

・岡ノ谷一夫「信号の複雑化に関わる進化生物学的・脳科学的要因」
 シンボル形成の仮説と併合進化の仮説を組み合わせるにはどうすればよいか,
 信号の複雑化はどのようにして起こるか,について仮説を提示.

・定藤規弘「イメージング手法による間主観性へのアプローチ」
 「共同注意」に着目し,個体間で共通のシンボルの獲得がどのようになされているかということの仮説を提示.

 橋本さんは人間のコミュニケーションに三つのレベルを考えているが,それとも照らしあわせて議論してみたい.


Speaker: Genta Toya
Date&Hour: 4/23(Thr.) 15:30-
Place:  Collaboration Room 2
Title: Report of the kick off symposium of the Language, Brain and Genetics Research Center