担当: 田村 香織
日時: 10/25(金)16:00-
場所: コラボ2?
紹介論文: "The origins of duality of patterning in artificial whistled languages"
概要: この論文では、Hockett(1960)が挙げた13個の言語の設計特性のうち、パターンの二重性に着目している。
パターンの二重性とはそれ自体は無意味な音声の組み合わせにより、有意味な記号が作られることである。
この組み合わせ構造について調べるために、筆者らは笛による人工言語を学習・再生させる実験を行った。
繰り返し学習という文化伝達によって、より学習しやすく・より構造化された音システムへの変化が観察された。

この論文を読むことを通じて、同じく言語の設計特性の一つである超越性を調べる新しい実験のアイデアを考え、
結果の分析方法や論文の書き方を学び たい。なお、筆者のVerhoefは来年4月のEvolang10でワークショップ(evolution of
signals, speech and signs)を開く予定である。

論文:"The origins of duality of patterning in artificial whistled languages",
Language and Cognition November 1 2012: 4(4): 357-380
PDF: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3638972/

Speaker: Kaori Tamura
Date&Hour: 25 October (Fri.) 16:00-
Place: Collaboration room 2 (not yet confirmed)
Title: Paper review "The origins of duality of patterning in artificial whistled languages"