担当:山田 広明 日時:10/4(金)15:30- 場所:4階セミナー室 題目: 自律的なコミュニティ活動の拡大を促進する制度設計 概要: 地域に根付き成功を収めているコミュニティ活動の特徴は,「多くの者が, お互い様や知人に誘われたからという規範意識に動機付けられて参加しながら, そこから何かしらの達成感ややりがいを見出している点にある」,と言ってよかろう. コミュニティ活動普及の困難さは,"タダ乗り"が容易な公共財的性質を持つこと, 必ず必要とは言い難いためサンクションや報酬の支払いが困難であること,の二点にある. 成功したコミュニティ活動の普及を駆動した力はどこにあるのか. 先に述べた,他の人がやっているからという規範同調性(もしくは同調圧力)の働き, 達成感を得ることで醸成される行為に対する肯定的な感情や自己効力感,にあるのだろうか? だとすればこの点に働きかける事で,普及をデザインすることは可能だろうか? 以上の点を検討することを目的に,計算モデルの構築と実験を行った. という内容で論文を書こうと思って準備中です. ゼミでは今考えているストーリーと議論に沿って, 背景,モデル,結果(一部準備中ですが)を一通り説明します. みなさんにまずは背景やモデルを理解して頂いて, その後,結果の解釈や議論の方向性についていろいろアイデアをもらえると嬉しいです. Speaker: Hiroaki Yamada Date&Hour: 4 October (Fri) 15:30- Place:Seminar Room 2 (4F) Title: Institutional design for the diffusion of community practice