担当: 下川 剛生 日時: 6/14(金) 15:30〜 場所: コラボ2 題目: 交渉における価値創造とハイパーゲーム理論 概要: 既存のゲーム理論では1対1の交渉において、互いが同じゲームを認識していると仮定します。 しかし現実では選考順序や相手の戦略の誤認識により、違うゲームを認識していることが多々あります。 ハイパーゲーム理論は、主観によって各プレーヤーのゲーム認識は違うと仮定するのがポイントです。 交渉は最終的な結果だけでなくそれに至るプロセスが重要ですが、既存のゲーム理論の交渉研究では 最終的な結果が均衡解にどれだけ近いかなど結果重視の研究が目立ちます。 よってハイパーゲーム理論の観点で、誤認識状態からコミュニケーションを通してどのようにゲーム認識が 変化していき交渉が成立するかなど、動的に交渉を捉えて分析することは私の研究で重要なポイントに なりそうです。明日の発表では実例を使ってハイパーゲーム理論を説明し、それがどのように 交渉の価値創造に関係しているかを示します。さらに動的に交渉を分析する上での現状の課題と 今後の方針を話します。研究の方向性や具体的な実験や分析について皆さんと議論したいです。よろしくお願いします。 Speaker: Takeo Shimokawa Date&Hour: 14 June.(Fri) 15:30- Place: Collaboration Room 2 Title: Value creation in negotiation and hypergame theory