インターネットの普及にともなって、インターネットから多くの情報を得られるようになりました。しかしその一方で必要な情報を見つけ出すことは困難になってきています。たとえば新聞社のニュースサイトで気になる記事を見つけ、その記事に関連する情報を知りたい時には、ポータルサイトでキーワードを入力して検索することが多いと思います。しかし的外れな結果ばかりで、結局思考錯誤しながら様々なキーワードで検索を繰り返した、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。 |
こうしたケースでは、検索したい内容は分かっていても良い検索結果を得るためのキーワードが分からない、ということが最も深刻な問題です。
そこで本研究室では、 キーワードを入力するのではなくニュース記事等のテキスト情報をそのまま用いて検索を行う手法について研究を進めています。使い方はマウスで検索したいテキストをカット&ペーストの要領で指定するだけなので、
どのようなキーワードを使えばいいのか分からない場合でも手軽に検索を行うことができます。
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検索の手法としては、マウスで指定されたテキストから重要な単語(重要語)を抽出し、重要語を用いて検索を行います。
重要語はテキスト中の単語の頻度とサーバ上の出現傾向を用いて推定します。
またこの手法をもとに、ミーティングなどの場で対話の内容に関連する情報を適時取得する方法についても研究を行っています。この研究は対話内容に関連する情報への気づきを支援し、知識利用を活性化することで知識創造を促進することを目的としています。 |