(※2) 「シリコンなどの主材料にどれだけ不純物を・・・・」

半導体材料は、主材料であるシリコンにホウ素やリンなどの不純物を混入することで保有電子の過不足量 を決める。シリコンの原子の価電子は4個。そして、リンの価電子は5個、ホウ素は3個。つまり、シリコンにリンを混入した場合、結合上、電子は1個余り、シリコンにホウ素を混入した場合、電子は1個不足することになる。電子はマイナスの電気として表現されるので、シリコンにリンを混ぜた半導体をN(=ネガティブ)型、シリコンにホウ素を混ぜた半導体をP(=ポジティブ)型と呼ぶ。