松本正教授略歴
2007年4月1日に北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の教授に任命される以前に、JAISTでの活動をすでに始めていた。
JAISTに赴任する以前は、5年間にわたって、オウル大学(フィンランド)のCenter for Wireless Communications(CWC)の教授として勤めた。また、最後の1年間は、ドイツMERCATOR客員教授プログラムの助成を受け、イルメナウ工科大学(ドイツ)の客員教授を兼任した。 学術分野における私の主なバックグラウンドは移動無線通信分野であるが、ここ最近5年間は、ブロードバンド移動体通信における等化とマルチユーザ検出のための繰り返し(ターボ)処理の研究と、ターボ技術の情報理論的な収束特性の解析の研究に重点をおいている。
モバイル通信は現在、技術的先行指標がなく、将来の動向が読みにくい、混沌状況にある。
このことは、従来のような巨大オペレータ主導の技術開発の方法論が終焉を迎えたことを意味する。つまり、従来の延長ではない、まったく新しいシステムコンセプトとそのための技術が求められている。
私は、このような混沌状態は、アカデミアにとって新たなチャンスと考えている。 学位慶應義塾大学工学士(1978)慶應義塾大学工学修士(1980) 慶應義塾大学工学博士(1991) 職歴日本電信電話公社(NTT)(1980)NTTドコモ(1992) オウル大学無線通信研究所教授(2002) イルメナウ工科大学客員教授(2006) 専門ワイヤレス通信情報理論 符号理論 繰り返し(ターボ)アルゴリズム ネットワーク情報理論 リレー/センサーネットワークの情報理論的解析及び符号化 多次元無線チャネル解析、など 国際貢献・国内貢献等電子情報通信学会, メンバー, 1978 -IEEE Vehicular Technology ソサイエティ理事、シニアメンバー,2002 - 2007 Smart Antenna Workshop, Information Technology Society (ITG) of the Association for Electrical, Electronic and Information Technologies (VDE), テクニカルプログラムコミッティーメンバー, 2007/02/26 - 2007/02/27 2006 Smart Antenna Workshop, Information Technology Society (ITG) of the Association for Electrical, Electronic and Information Technologies (VDE), テクニカルプログラムコミッティーメンバー, 2006/03/13 - 2006/03/13 IEEE International Symposium on Personal, Indoor, Mobile Radio Communications, チュートリアルコミッティチェア, テクニカルプログラムコミッティーメンバー, 2006/09/11 - 2006/09/14 IEEE Vehicular Technology Conference, 2000-Spring, チーフセクレタリ, 2000/05/15 - 2000/05/18 受賞など電子情報通信学会論文賞、「ターボ等化の基礎、及び情報理論的考察」、2008年5月27日IEEE Vehicular Technology Society James R. Evans Avant Garde Award, IEEE Vehicular Technology Society, October 27, 2006 IEEE Japan Council Award for Outstanding Contributions to the Society Activities, IEEE Japan Council, March 2, 2006 Thuringen Scientific Award on Advanced Applied Research, Ministry of Research and Education, Thuringen State, Germany, February 1, 2007 Nokia Foundation Visiting Fellow Scholarship Award, NOKIA, Finland, December 2002 IEEE Vehicular Technology Society Outstanding Service Award, IEEE Vehicular Technology Society, April 2001 |