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今後の課題を以下に挙げる.
- 画像解像度の影響を示す実験において,
画像解像度の変動範囲が不十分であったために,識別率への影響が考察しがた
い結果となった.
画像解像度を更に細かく変動させた時の影響について検討する必要がある.
- 一般的に眼鏡をかけて生活をする人が多く,顔画像解析は眼鏡をかけた
場合でも適応できることが望ましい.
今回は眼鏡等のオクルージョンについて検討しなかったが,オクルージョンに
よる影響を示す必要がある.
- 今回は顔画像の輝度成分と形状成分を分離せずに解析を行ったため,
個人性,表情のEMCにおける固有ベクトルによる合成顔画像は若干不自然
である.
より自然な顔画像の合成を目的として,
顔形状のワイヤーフレームモデルにより,顔の輝度と形状に分離を行った後,
EMCを適応し顔画像を合成する.
- 更なる識別率の向上を目的として,本手法の非線形への拡張を検討する.
謝辞
本研究を進めるにあたり日頃から熱心に御指導して頂きました
本学 小谷 一孔 助教授,剣持 雪子 助手に深く感謝致します.
終始貴重な御意見,御鞭撻を頂きました
本学 宮原 誠 教授,赤木 正人 助教授,下平 博 助教授,亀田 昌志 助手
に深く感謝致します.
また,日頃から御助言,激励頂いた斎藤康之氏を始めとする
本学 像情報処理学講座の学生諸氏,
顔画像データベースの作成に協力して下さった本学学生,
職員の皆様に深く感謝致します.
Takayuki Kurozumi
Sat Mar 27 06:27:54 JST 1999