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今回は第7回サイエンスカフェ石川として、石川県立大学では3度目の開催であった。
1日目の蓑氏の話題提供では、美術や美術館というものと地域のつながりというものを考えた。今までの美術館は、単に芸術品を保管する場であり、観覧する場所であった。そのため、一般の人々には、敷居が高く、入りづらいイメージがあった。しかし、本来の美術館とはもっと身近で、作品にはその時代その地域を生きてきた人々の様子が込められ、地域の人々との交流の場所であるとし、街や地域に根ざした美術館が大切であると学んだ。
2日目の永井氏の話題では、アート、デザイン、芸術、サイエンスの機能や目的、違いなどを明らかにした。アートは、芸術家の知識や作品についての知識が重要視されるが、これからは人を励ましたり、みんながあなたのことを見守っているよということを示す役割として必要になってくると述べた。参加者は「美しい」と思うものは何か、参加者同士や講演者と意見交換した。
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