第6回「液体窒素ってなんだろう?〜「−196℃の世界へ」〜」 |
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2007年8月7日(火) |
宮崎 幹基 氏 (北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科) |
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みなさんは液体窒素を扱ったことはありますか?液体窒素は学ぶことはあっても、実際に学校の現場で触れることは少ないことだと思います。そこで今回は理科離れ、理科嫌いの多い小学生の世代を対象に実験などを通して理科の面白さに気づいてもらい、理科を好きになるきっかけになればという企画目的で開催されました。当日は和気小学校5年生17名を対象として出張サイエンスカフェという形態で行いました。
液体窒素とはどんな性質で、どんなものなのか、どのような所で利用されているのかなど具体的説明から始まり、後半は実際に生徒達が実験に参加しました。ゴムボールや風船、バラやバナナ、野菜などを凍らせ、変化の様子を観察しました。また袋に入った酸素や二酸化炭素なども液体窒素の中へ入れ、できた生成物を観察しました。
実験中、17名の生徒達は真剣な眼差しで取り組み、変化の様子になんでだろうと考えスタッフや生徒同士で意見交換し理解を深めました。実験最後には教室前で講師の宮崎さんによる超伝導の実験も行われ、生徒は不思議そうに浮いた物体を眺め、普段経験できない事を体感しました。
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