連絡会議幹事会第3回会合メモ
日時: |
2007年5月11日
10:30 - 13:00 |
場所: |
北陸先端大 東京サテライトキャンパス |
出席者: |
福山、小倉(赤井の代理)、吉田、毛利、佐藤、前川、榊、常次、土井、加藤、高田、田口、寺倉 |
欠席者: |
平尾、平田、中辻 |
予定議題
- 理研でのアドバイザリーボードの会合の報告(福山)
- 関連組織での動向の報告
国際高等研フォーラム (吉田)
計算物性科学WG (常次)
量子化学のコミュニティー形成について(榊)
- 連絡会議設立趣旨の文章について、および雑誌等への掲載について
- 10月の理研シンポジウムの対応(田口、寺倉)
- 10月のスーパーコンピューティング技術産業応用協議会の第2回シンポジウムについて(高田)
- COE設立に対して、計算物質科学連絡会議としての提言
作業分担。
- 研究組織:赤井、榊
- 教育機能:毛利、吉田
- 産学連携・社会貢献:土井、大野(NIMS:加藤代理)
- 現存組織との連携:前川、常次
- まとめ:福山、平尾、宇川(佐藤)、寺倉
議論の内容
- 吉田による、国際高等研フォーラムの内容の説明があった。(資料1,2)
- 常次により、計算物性科学WGの活動について報告があった。(資料3)
- 榊より、量子化学のコミュニティー形成に関する最近の動向の説明があった。
- 東北大金研の計算機資源の運用について、前川からコメントがあった。
- 佐藤から、東大−筑波大−京大(T2K)のサブペタ計算機導入に関する連携の説明があり、物質科学分野も、この計算機資源の活用を考慮して欲しい旨要望があった。
- 計算物質科学連絡会議の設立趣意書を世の中に周知させるための方策が議論された。
- 幹事会メンバーが関与するメールリストを活用して配布する。
- 記録を残すという意味もあるので、それぞれのコミュニティーの会誌に掲載する。ただし、趣意書そのものは長いので、状況に応じて、より簡潔な文章で掲載する。
- 趣意書は事務局ホームページに載せる予定。
- 担当は以下の通り
物理(常次、寺倉)
化学(榊)
材料(毛利、前川)
応物(土井)
- 田口より、10月初旬に予定されている「次世代スーパーコンピューティング・シンポジウム2007」について説明があった。計算物質科学連絡会議は「協力」という形でこのシンポジウムに関わる。シンポジウムのサブテーマはCOEよりは、スパコンの共用というほうが時期的には適切。(資料4)
田口の説明の後の議論により、計算物質科学連絡会議が「協力」という形で関与すること、スパコンの「共用」について議論することは同意。一方、COEについては、理研として取り上げるのは難しいとしても、「連絡会」としては適切なメッセージが出せるのではないか、という結論になった。
- 高田より、スーパーコンピューティング技術産業応用協議会の組織、活動について紹介および報告があった。(資料5)
- 現在約160社が参加している
- 次世代スパコンの共用に対する要望の第一次案(約40ページ)をまとめた。今後さらにこれを整備。
- 第2回シンポジウムを理研のシンポジウムに続く、10月5日13:00
- 17:00 に幕張メッセで開催予定。展示会場も設ける。ポスター発表などを通して、計算物質科学連絡会議も何か貢献するか。
- 企業が次世代スパコンにどのように関与するか。初期段階で次世代スパコンを用いての挑戦的な計算を行うのは少ない。大半は、垂直展開で言えば、第2層あるいは第3層の計算機資源を用いることになる。そうした状況を踏まえた計算機資源の準備およびソフト開発を期待。
- 田口より、理研でのCOEに対する検討の現状報告があった。(資料6,7)
- 理研からのCOE提案は6月末までに行われることになろう。
- 理研が設置を検討している「次世代スーパーコンピューティング研究開発センター(仮称)」は、ライフだけではなく、計算科学として必要なものは含まれる。
- スパコン設置場所である神戸に、中核となる研究施設を置く必要がある。
- COEについての討議
- 吉田により、主として人材育成の観点からの提案があった。計算科学を連携大学院での副専攻として扱い、副専攻でも学位を与えるようにする。(資料8)
- 前川より、「現存組織との連携」の観点からのまとめの報告があった。(資料9)
- 小倉(赤井の代理)による「次世代スパコン教育研究COE」の提案があった。(資料10)
- 榊より、化学分野の立場からのCOEの体制に関する提案があった。各クラスターからの代表が全体をまとめる総合事務局を形成。化学、物理、生命の融合は課題。(資料11)
- 土井より、次世代スパコンプロジェクトと産業界との接点についてコメントがあった。大半の企業にとっては、次世代スパコンそのものに関わることは難しい。その意味で、ソフト開発についても、次世代スパコンでのみ動くようなものではなく、スケーラブルなものである必要。(資料12)
- 毛利より、「主専攻」と「副専攻」に対応して、名大での「領域専攻群」と「複合専攻群」の考え方の紹介があった。
- 佐藤より、次世代スパコンのペタフロップスということの意義、およびそのために必要な超並列への対応の重要性、が指摘された。そのためには、計算機科学と計算科学の連携が重要。
- 以上の諸意見を「まとめ役」がまとめ、それを適宜配信し次回幹事会まで意見交換をする。
- 次回はできれば6月半ばまでに開きたいが、日時は、メールにより全員の都合を調整して決める。場所は特別のことがない限り、北陸先端大の東京サテライトキャンパス(田町駅前)。
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