連絡会議幹事会第1回会合メモ
日時: |
2007年1月24日
10:00 - 12:00 |
場所: |
北陸先端大 東京サテライトキャンパス |
出席者: |
福山、平尾、赤井、吉田、毛利、中辻、宇川、田口、前川、榊、高山、常次、高田、加藤、寺倉 |
欠席者: |
平田 |
- 自己紹介
- 添付の資料1を用いての全体的な説明(寺倉)
世話人として、◎福山、平尾、中辻、榊、寺倉 (◎:代表)
- 議論
- 福山代表から、次世代スパコンの共用WGからの経緯の説明あり。共用WGのレポートを皆さんに配布することになった。(本メモの末尾に、レポートが収録されているホームページアドレスを示す。)
- 田口氏から、次世代スパコンの総予算(約、1,150
億円)のうち、ファイルシステムを含むハードのための予算が約800億円という説明あり。
- 当連絡会議の位置づけについて、意見の交換が行われた。大体のところ、以下のようなことに落ち着いた。「当連絡会議は、計算物質科学を総合的に推進するための全国的に開かれた意見交換のフォーラムである。これまでのところ、計算物質科学の分野において多様な活動が行われてきたが、相互の交流が十分には行われてこなかった。次世代スパコンのプロジェクト発足を契機として、当連絡会議が結成されることは好ましい。次世代スパコンを有効活用するためには、現行とは桁違いの超並列計算が必要であり、超並列の技術の高度化は避けられない要件である。しかし、同時にまた、一般的な学問レベルの向上がより普遍的な課題であることを重視することが大切である。」
- ソフト開発とハード開発の連携が重要。
- 次世代スパコンプロジェクトに絡んで、あるいはより一般に計算物質科学の振興のためには、共同利用研究センターの役割が重要。
- プロジェクトの継続性を実効あるものにするには、教育が重要であり、それを実現するためのCOEの構想。
- 関西では、ITBL プロジェクトに関連して、異分野間の交流を目指したコミュニティー形成の努力が続けられてきた。今年度で終了するので、来年度からは「多階層連結シミュレーション」の課題で国際高等研でのプロジェクトとしてスタートさせる見込み。
- 材料工学の分野が連絡会議に加わっていることは大切であるが、その分野のコミュニティーが現状では不明確。
- 赤井氏代表の特定領域研究の目的は、手法、ソフトの開発とそれらの公開と普及。普及のために教育、特に社会人教育も進めている。
- 理研で構想中の計算科学のCOEにおいては、まだ組織論的にまとまってはいない。当連絡会議はコミュニティーの窓口としてのそのような組織論の議論に貢献できる。
- 産業界としては、ソフトマターも重要な課題であり、例えば土井正男氏の幹事会への参加が好ましい。一般に国有の計算機ハードウエアおよび大学や国研が開発してソフトの民間企業への開放、また、問題ごとの適切な相談相手を助言できるようなコーディネーションなどを考慮してもらえるとありがたい。
- 応用側にある我々と議論してもらえるハード担当の人を理研から推薦してもらって、次回から幹事会に参加してもらう。
- 次回は、3月30日(金)10:00より、場所は今回と同じく、北陸先端大 東京サテライトキャンパス(田町駅前)。
会合が終わってからの世話人間の雑談において、ソフトマターの専門家の土井正男氏に、世話人に加わってもらうことで意見が一致。寺倉が依頼する。
註)以下が共用WGのレポートが収録されているURL
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