BAC（Be Ambitious Conference）は様々な分野で勉学・研究に励んでいる学生間の交流を目的として発足した学生主導の研究会議です．2000年4月に第一回の研究発表会としてBAC2000を開催しましたところ，参加者には好評を得，第二回研究発表会にも是非とも参加したいとの意見も多くありました．そのためBAC実行委員会はこのような研究発表会を継続して開催する必要性を感じ，今回のBAC2001の開催企画に至りました．

　BAC発足の動機は，同年代の学生同士が対等に意見をぶつけ合うことができ，お互いを刺激し合える仲間を見つけられるような場を作ることにあります．すなわち，どの分野においてもブレークスルーを模索して多くの学生が各自の視点から研究に取り組んでいますが，そこでの革新的なアイデアはその分野内ではなく，分野外の人間との議論によって得られることが少なくありません．また，異分野間においても問題の共通項があり，実は同様の問題に苦しんでいることに気付く事もあります．そのため，異なる視点から対象を捉えることのできる人間と多く交わり，自身の考え方や勉学・研究の位置付け，意義，目的などを参加者が再認識する場が必要であると考えます．

　ポスターセッションの形式をとるによって参加者同士の活発な議論を促すという前回のスタイルを継承しつつ，各参加者がそこで得た知見や出会いを各自の勉学・研究活動に還元できる，より良い会議に育てたいと考えます．

主旨と目的

• 学生間での領域横断的な交流を目的とした議論の場を提供する．
  • BACへの参加を通して，議論することの重要性，楽しさ，そして異分野交流の 必要性を参加者に実感してもらう．
  • BACでの交流を通じて，自身の考え方や研究の位置付け，意義，目的などを 参加者が再認識する機会を提供する．

会議の形式

• 参加者は学生限定とする．
  • ここでの学生とは大学生（高専専攻科生を含む）・大学院生・研究生を指し，何らかの対象を自らの研究課題として取り組もうとして いる学生を対象とする．
• 研究発表の専門性，具体性の高低は問わない．
  • 当該分野の専門家を対象としない議論や提案の段階に留まっている研究も重視する． 高い専門性よりもユニークでオリジナリティのある研究発表を重視し，コンセプトレベルの発表を中心とする．
• 発表形式はポスター発表とし，参加者同士の徹底的な議論ができるようにする．
• 参加者は発表当日のテーマや作品の紹介を原稿としてまとめて事前に提出し，これを論文集として発行する．
• 投稿された論文はスタッフによって審査され，その結果によっては著者に対し 修正を要求する，あるいは不採録となる事がある．
  • この審査は主に倫理的視点から行ない，論文の学問的詳細には立ち入らない．

BAC2000

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