職場コミュニティの消滅
ポスト資本主義社会において(特に知識労働者にとって)必需となるコミュニティとは,
近しさによって押しつけられるものでも, 孤立へのおそれから強制されるものでもなく,
「意思と心」に基づくものである.
何故なら, 知識労働者は, 仕事を越え, 組織を越え, さらには, 自らの専門を越えた
(自らにとって)意味のある社会生活, 人間関係, 貢献を必要とするからである
(多様な知識の統合, 貢献機会を探ることからも必要).
日米を問わず従来型の職場コミュニティは, 既に急速に消えはじめている.
林 幸雄
(yhayashi@jaist.ac.jp)
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