エセブログ2009

本人の備忘録に近いメモ書きです.基本的には上に行くほど新しいです.

[2009/12/16-18] 20th International Symposium on Algorithms and Computation (ISAAC 2009)
上記の国際会議に参加して発表してきました.じゃばら折りの研究発表をしました.詳細は以下の通りです. 折り紙の研究でハワイに行けるとは,感激です.
[2009/12/13] 第7回折り紙の科学・数学・教育研究集会
上記研究会に参加して発表してきました.今回は特にバラエティゆたかで楽しい会議でした. 岡村昌夫さんの歴史の話も興味深かったですが,山梨明子さんの専門学校における折り紙の授業の話は, とても楽しかったし,ためになりました. 私も「最適な折りたたみを見つける問題の難しさ」を発表しました. 一言でいうと「最適な折りたたみを見つける問題は難しくてよーわからん」という話です. 参考までに発表で使ったスライドのPDFファイルを置いておきます. 折り紙の人達に問題設定を素直に受け入れてもらえたので,そこがうれしかったです.

会場でちょっと話題になっていた『ヤマありタニおり』(日下直子,講談社)という少女コミックを帰りに買いました. 最初は『ヤマおりタニおり』かと思って探してしまった.微妙に違います. 折り紙がテーマのコミックのようでもありますが,むしろボーイズ・ラブ系の少女コミックのような気がしないでもない. 最後の参考文献が,やけにいいポイント突いてます.

[2009/12/10] エセ不可能物体→
私が大好きなKISSというパズルがあるのですが, これをボーネルンド社オーボール に突っ込みました…というのはウソです. でも中でこれを組み立てるのはとても大変で,私の周囲には私以外に作れる人はいません. KISSが作れる人には是非挑戦してもらいたいです.
[2009/11/21-23] パズル懇話会・パズる会2009に参加
パズル懇話会とそれに 続けてパズる会2009に 参加してきました.とても楽しかったです.
[2009/11/20] 日本機械学会の分科会での講演
社団法人日本機械学会産官学連携センター研究協力事業委員会所属 「RC235 計算力学援用による折紙工学の推進とその応用に関する調査研究分科会」 で『等間隔の折り目(じゃばら折り)を高速に作るアルゴリズム』というタイトルで講演しました. 当日使用したパワーポイントのPDFファイルを置いておきます.
[2009/11/11-13] 国際会議 JCCGG 2009 開催,無事終了.
上記の期間,石川県金沢市の文化ホールで JCCGG 2009 を開催していました.会議のロゴには,こっそり覆面算が仕込まれています.私がデザインしました. 会議には 『幾何的な折りアルゴリズム』 の著者の一人の Erik D. Demaine 氏や秋山仁氏などが来て,盛況でした. 上記の本に載っている折り紙の問題についての結果もあり,楽しかったです.
幾何的な折りアルゴリズム』は 定価16800円で11月13日に発売だったのですが,この会議場では11月11日から15000円で売ってました. 著者(Erik)と訳者(私)のサインもサービスしていました. 事前にWebでアナウンスしておけばよかったなぁー.
[2009/10/15] 藤本修三氏の本
最近,遅ればせながら藤本修三氏の著作を知り,調べていたら, さんぽみち39『藤本修三著「ねじり折り」増刷のご紹介 さんぽみち47『藤本修三著「想像する折り紙遊びへの招待」紹介という Webページを見付けました.ちょっと情報が古いからどうかなーと思いつつ 連絡してみたところ,無事に「ねじり折り」1,2,3と「想像する折り紙遊びへの招待」を 手にいれることができました.うれしい. お世話になった丹羽兌子さんと斎藤聡子さんに,ここで勝手に感謝しておきます. どうもありがとうございました.
[2009/10/9] 幾何的な折りアルゴリズム
私にとってはバイブル的な本である Geometric Folding Algorithms: Linkages, Origami, Polyhedra の翻訳がやっと終了しました.国際会議 Japan Conference on Computational Geometry and Grpahs の開催に是が非でも間に合わせることを目標にしていたのですが,なんとかなりそうでホッとしました. 近代科学社から近日発売です. 補足ページも順次整備していく予定です.
[2009/8/14-16] 第15回折紙探偵団コンベンション
日本折紙学会(折紙探偵団)が 開催している上記コンベンションに参加しました.初めてでしたが, とても楽しかったです. 『折紙探偵団コンベンション折り図集Vol.15』に右の「目玉」が掲載 されました.うれしい.おりがみはうすで好評発売中です.
[2009/6/?] Elephant Hide紙のこと
[2009/4/?]のエントリで "Elephant hide paper"=「ザンダースベラム」のことを書きましたが, 地元・石川県金沢市の近江町市場の文房具屋さん 「紙文房あらき」で現物が売っていました. 30cm×42cmくらい(A3より少し小さめ)で4色あり, 1枚140円でした. ここは洋紙も和紙も充実していて,良いお店です. 近場に良い店があってうれしいです.
[2009/6/?] 折り紙付箋紙
フランスのオルセー美術館の近所を散策していたら, 折り紙付箋紙なるものを見付けました. 製造元はSuckUKという会社のようです. "Origami Sticky note pad"で調べたら こことかここで売ってますね. フランスでは1種類しか見なかったけど,2種類あるようです. 私がフランスで買ったのは中級者向けでした.
[2009/6/21] 第6回折り紙の科学・数学・教育 研究集会
上記の会議で「じゃばら折りの複雑さに関する研究」について話をしました. EuroCGで話した結果と その後の進展も追加して話しました. いろいろな人と楽しく議論ができて,やっぱりこの会議は楽しいなぁ〜とつくづく思いました. 昨日のBeuchatの腕時計をこの日も見せたら好評でした.
[2009/6/20] パズル懇話会
上記の集まりに参加しました.いろいろな人と話ができて楽しかったです. いろいろな意味で良い刺激を受けました. 私も何か貢献したくなって,Beuchatの腕時計(→)を回覧しました. これは本質的に2色だけで短針と長針を表している,かなり珍しい時計です. メカニズムがグッと来るんだよなー. その場ですぐにメカニズムがわかった人はいなかったんじゃないかと思います. この時計はもう製造されていないようで,ごくときどきオークションなどに出品されます. 私自身は数年前駒澤大学の西村和夫先生 にこれの紫色バージョンを見せてもらって知りました.
[2009/4/?] Elephant Hide紙のこと
折り紙BBS で聞いてみたところ,羽鳥さんに国内ではザンダースベラムと呼ばれている紙と同じではないかと教えていただきました. 小松さんのページにも書かれています. その後大阪に出張したときに竹尾大阪見本帖 でいろいろと教えてもらいました. やはり Elephant Hide 紙はザンダースベラムと同じだそうです. なおザンダースベラムは輸入しているそうで,2009年4月現在,竹尾では在庫切れでした. 残念.
[2009/3/21] Martin Demaine氏の折り紙作品→
WAFOL のときにMartin Demaine氏といろいろと話をしていたら, Elephant Hide Paperの現物と, 彼の作品を1個もらいました. 私のためにわざわざ折ってくれたそうです.とてもうれしい!!
[2009/3/16] EuroCG 2009で 「じゃばら折りの複雑さに関する研究」を発表
ベルギーのブリュッセルズで行われたEuroCG 2009で 「じゃばら折りの複雑さに関する研究」を発表しました. そのすぐあとに連続して開催された WAFOL でErik DemaineとStefan Langermanが結果をかなり改善してくれました.驚きました.
[2009/2/2] 2008年度LAシンポジウムで「じゃばら折りの複雑さに関する研究」を発表
例年通り京都大学の数理解析研究所で開催された 2008年度LAシンポジウムで「じゃばら折りの複雑さに関する研究」を発表しました。 おかげさまで LA/EATCS発表論文賞 をいただきました。 折り紙というテーマがコンピュータサイエンスとして評価されたような気がしてうれしいです。
[2009/1/30] アルゴリズム研究会で「じゃばら折りの複雑さに関する研究」を発表
神奈川県厚木市にあるNTTコミュニケーション科学基礎研究所で開催された 情報処理学会の第122回アルゴリズム研究会で 「じゃばら折りの複雑さに関する研究」を発表しました. 近くだったので,ついでに足を伸ばしてパズラボにも ちょびっとお邪魔しました.楽しかった〜.
[2009/1/11] 知育玩具
最近多面体とか展開図の研究をしていて,いろいろな模型を作っています. そのときに使っている知育玩具の類をまとめてみました. 特に複数の箱を作る展開図の研究では大活躍しました.
[2009/1/11] 不可能物体→
高速道路のサービスエリア(場所失念…;-)で不可能物体を発見しました. そのあといるか工房で それが購入できることを知り,購入して作ってみました.(当然完成品じゃなくて自分で作る方です:-) ついでにひもくるりん とか不思議矢耳掻き とか童夢も購入.

Last modified: Fri Dec 24 20:14:43 JST 2010
by Ryuhei Uehara (uehara@jaist.ac.jp)
Valid HTML 4.0!